雑貨店の隅のジェリービーンズ


「横道世乃介」  吉田修一


しばらく犯罪物が続いた吉田さん

久しぶりに普通の男の子が出て来る話で楽しめた


進学の為に九州から上京してきた世乃介が出会った人たち

彼らとの交流とその後の人生


初めての大都会でとまどいながらも

ある意味大真面目な世乃介の一生懸命ないい加減さが

憎めない

それどころか「バカだな~」と思いながらも応援してしまう


世乃介と出会った人たちのその後の人生

みなそれぞれ必死に生きているが

彼に出会った影響はきっとどこかにあると思う


もしかしたら私も青春時代に、名前は違うかもしれないけれど

どこかで世乃介と出会っているのかな


やはり吉田さん、上手いな

九州出身の所とお顔もお気に入り~

(若○ゲだけど・・・)








雑貨店の隅のジェリービーンズ

「パラドックス 13」  東野圭吾



想像もつかない極限の状態に突然放り出された11人

お馴染みのリーダー役になるのが出てきて、それに逆らうのが出てきて


サバイバル物は出尽くしてるから、内輪揉めの展開は読めるけど

次から次に押し寄せる災難は想像も付かない


生き延びるためにはまず食料なんだな

そして、今回新しい脅威はインフルエンザ

確かにみんな罹患したら大変だ


SFチックな描写はとても分かりやすくて深く考えないでいい

考えても分からないんだけどね


小さな女の子と赤ちゃんが過酷な状況に置かれているが

辛くて、ミルクの心配ばかりしながら読んだ

(すっかりおばあちゃん)



東野さんもかっこよくて、才能豊かな方





雑貨店の隅のジェリービーンズ
日本でのドラマは未見

こちらの方がゲイ色濃いいみたい
















洋菓子店のイケメンのオーナーの元に集う男3人

美しいケーキに美しい男達


過去の誘拐という謎をエッセンスに

あまり甘くなリ過ぎないように味付けしている

コメディ風味のファンタジー?




魔性のゲイ・・・・って、可愛過ぎ


本当の魔性のゲイは確か南米にいる筈さ



フランス男がせくしーで良かったかな

「96時間」

監督  リュック・ベッソン

主演  リーアム・ニーソン


雑貨店の隅のジェリービーンズ
元工作員の父親(リーアム・ニーソン)が

パリを旅行中人身売買の組織に誘拐された

最愛の娘を救い出す為に

エッフェル塔をも壊す勢いで大暴れする



この作品の出来が良かったから「パリより愛をこめて」

という作品も続けて出来たみたいです










ジョディー・フォスター主演の「ネル」で共演し、結婚した

奥様ナターシャ・リチャードソンの悲しい出来事があったばかりの

リーアム・ニーソン





内容は今までも、どこかでみたことあるような

元特殊部隊で訓練を受けた男が、悪の手に渡った愛する者を

自分の肉体一つで取り戻す話

えっと・・・シュワちゃん、スターローン、セガール、バンダムあたりが

得意にしてきたけれど、彼らのとはどこか違っていたのはなぜ?


監督がリュック・ベッソンだから?

パリが舞台だから?

やっぱり、リーアム・ニーソンの意外性?


無茶苦茶な暴れ方をしていても、本来の知的なイメージを壊さず、

冷静な頭脳で敵を追い詰めて行く姿は、見ごたえありました


一見重たそうに見える身体なのでアクション大丈夫?って思ってたが

その重量感が返って、蹴りやパンチにリアル感を出して

衝撃や痛みがいちいち応えました


ロバート・ダウニー・Jrが「アイアンマン」でニューヒーローを確立したけど

リーアム・ニーソンも、今更ながら「新しい肉体派登場!」って感じですね



最後に、娘をもつ身として感じたこと


「自業自得とは言わないけれど、父親の心配を無視し

泣き落としで我がままを通し、パリにやってきた娘も大いに反省して欲しい

他の救ってもらえなかった、女の子達の為にも」