『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』公式サイト
感想
1作目がダルかったので期待せず観に行ったが、良い意味で期待を裏切られた。
軽く感動
率直に、凄かった。
今作は、ハサウェイの心情を表すのに、逆シャアの回想シーンが多数。
ああ、そうだよな、やっぱりトラウマになるよな、ハサウェイお前ぇ〜、と心配になるくらい深刻な心理状態のハサウェイ。
富野の女性の描き方は、あまり好きではないけど、今作はそういうの含め良い具合にチューニングされていたと思う。
あの短い時間に、あの情報量をキレイに纏めたモノだなと、コチラも感動レベル。
どういう製作の仕方かは分からないけど、富野だったらこうはいかなったんじゃないかな。
本人が自認するように作家性で劣る彼では、今作のような巧みな脚本・構成には生き着かないだろう。
根っこが深過ぎて、こだわりを捨てきれないのだろう。
初代のガンダムは、商業的なしがらみが有ったらこその良い塩梅だったのだろう。
また、対象も子供だったしね。
また、安彦先生は、こちらも作家性はほぼゼロというお方。
史実Aと史実Cがこうだから、この間はBはこうあるハズという、検証型の創作スタイル。
これだと、物語の外連味みたいのが薄れるというかね、逆説的に積み上げる分情緒は抑制的、悪く言うと冷める。
そこへ行くと、今作はドラマ作りも秀逸で、これ無駄だろうと思ってたシーンが、後で思うと良いアクセントになっていたかな?と思わされたりね。
小説を読んでいないので、キャラクター像が掴めず終わった1作目だったが、今作はハサウェイとギギの背景に踏み込んでいて理解が進んだ。
それでもギギは謎だけど。
今回、ハサウェイの背景が紐解けてきたので、女性絡みの物語もリアリティを増して観られた。
ケリア、むちゃくちゃ良い娘なんだろうな。
好青年と思わせて精神半壊中のハサウェイに合わせて、自身も普通の女の子から武装組織メンバーになって…って、どんだけだよ。
回想シーンのケリアちゃん見たら、普通過ぎて逆にシンドくなったよ。
だから、相性が悪いと思われていた女の子も、会話したら打ち解けたんだろうな。
今作のブライトさんとミライさん、キャラクターデザインがイマイチ、アニメなんだから本気で老けさせる必要ないのになー、と少し残念だったけど、ミライさんがちゃんとミライさんしてて安堵。
これまで、クスィーは好きになれなかったんだけど、今作はただ吊られてるだけでも、飛んでるだけでも、戦闘シーンも格好良かった。
リ・ガズィがチラ見したり、メッサーの型違い?最後の戦闘シーンでレーンが乗ってるMSがペーネロペーでないとか?フックが多すぎたので、オンラインで豪華版パンフを慌てて注文!
美術のCG度が更に上がったんだろうけど、セル画(と思われる)キャラクターとのコントラストが強くて違和感を感じた。
現在のCGはリアルと見分けがつけられないレベルだろうから、アニメに調和するようなチューニングをギリギリまでチャレンジしたんだろうけどね。
過渡期なので、この辺りの塩梅は難しいでしょうね。
まぁ、とにかく最高だった。
DVD 買っちゃうかも。










