こんにちは、村井ようこです。

 

久々にやらかしてしまいました、、、。

 

やらかしたその先に

幼い頃に握りしめて隠れてた気持ちに初めて気づきました。

気づいたことで、胸にずっとあったひっかかりが、また一つスッと溶けたように感じました。

 

今日はそんなお話です。

 

※親子関係での暴力的な内容も出てくるので、心が反応し過ぎてしまう方はここでそっと閉じてください。

 

 

 

 

自分が子どもの頃に、

父の逆鱗に触れ、

手をあげられることがありました。

 

そして、

 

今そんなわたしが親になり、

我が子に「許せない!!」と思った瞬間、

頭で理解するより先に手が出てしまうことがあります。

 

本気で苦しいのに、

本当にやめたいのに、

止められない、、、。

 

あんなに自分がされて嫌だったことなのに。

 

わたし自身がやっていること矛盾、情けなさ、

逃げられない血のつながり、

目にみえない親からの負の連鎖、、、

 

自分が子育てする中で、何度もそんな苦しみにぶつかり、

重々しいものがのしかかって潰されそうになってきました。

 

 

先日、

もうすぐ2歳になる四女が、

ご機嫌に部屋を走り回っていたところを

小学生の長女が、四女の足をわざとひっかけて転ばせてしまいました。(長女はほんのおふざけのつもりだったみたい)

 

四女が転ぶ姿がスローモーションで見えました。

ほぼ同時に

「危ない!!何するの?!」

って怒鳴ってました。

カーーーーーッ!!!!と頭に血が上り、

バッシーーーン。

久々に手が出てしまいました。

 

「しまった、またやってしまった」

 

手が出た次の瞬間には猛烈に反省。

 

長女のやったことは四女を怪我させてたかもしれない危険なこと。

でも、言葉で注意するだけで済むこと。

 

叩いてしまったことには、言い訳のしようもない。

娘に申し訳ない。

あぁぁ、、、

 

、、、と、

いつもは「やってしまった」後悔自己嫌悪と、

負の感情の渦に巻き込まれていってしまうのだけど、

 

そのときは、

そんな自分を少し離れたとこから

冷静に眺めているもう1人の自分がいました。

 

もう1人のわたしは、

 

「叩いてしまったこと」は、

どんな理由があってもいけないことだよ。って

静かに、わたしを責めるでもなく言いました。

 

それから、昔の記憶が蘇ってきました。

 

自分が子どもの頃に父に叩かれた後、

父に

「お前が〇〇したからあかんのや!」

って怒鳴り散らされたこと。

あ、、、わたし、叩かれたことよりも、

その言葉に深く深く傷ついたんだ。

 

思い出した。

 

今なら、

父は自分を正当化して自分の心を守りたかったんだなって

父の弱さも理解できる。

 

でも、

 

わたしは叩かれたことを

謝って欲しかったんだ。

 

正当化してわたしを更に攻撃して

言い訳なんてして欲しくなかった。

 

普段はわたしにとっても優しかった父。

 

その父が怒るほどのことをしてしまったんだって

叩かれなくたって反省できたよ。

 

お父さん、わたし、分かってたよ。

 

叩かれなくたってちゃんと謝れた。

 

 

きっとあの時父が「お前が〇〇したからあかんのや!」なんて自分を正当化せず、

手あげてしまったことを素直に悪かったと認めて謝ってくれたなら、

 

きっと父のことを許せてた。

 

父のこと、大好きだったから。

 

 

 

あぁ、そっかぁ、、、

 

そのことに気づけて、

自分の中に握りしめてた悲しくて悔しくて許せなかった本当の感情が溶けていきました。

 

その日は、今までとは何かが違う感じがしました。

 

娘に、

叩いてしまったことを言い訳は一切せず謝りました。

 

娘はじーっと静かに聞いていて。

それから、叩かれた痛みや感じたことをちょっと話してくれて、

その後はいつも通りに自分の好きな話を話すおしゃべりな娘に戻っていました。

 

「許されたい」とかそういう感情はわたしの中に一切ありませんでした。

 

ただ、いけないことをしてしまったことを心から謝りました。

 

 

40年生きてきて、自分の嫌なところ、

情けないところがどうしたって出てしまう時がある。

間違ってしまうことがある。

 

親になり、子どもを育てる日々の中には、

ヤッチマッタが本当にたくさん。

 

誤ってしまったならば、謝ろう。

 

ごめんなさいってまっすぐに言おう。

 

その言葉は、

わたしが父から欲しかった言葉だ。

 

今日また気づきをくれた娘の存在には

感謝しかない。

こんな母でほんとごめん。

そして、ありがとう。

 

※長女は、四女を転ばせてしまった後、

少し経ってから四女を抱き上げて、

「さっきはごめんね。」ってハグしてました。

その長女の姿を見て、わたしの気づきが深まったという経緯です。

 

 

今回はかなり重たい内容になってしまいました。

 

 

では、また♡