子供を信頼するということ
私は高校生になってすぐからアルバイトをしていました。
高校生は22時以降働けないので、私の働いていたバイト先は1分でも延長させないためにと、21時までのシフトになっていました。
それでもたまに、21時10分、時々30分まで延長をお願いされることもあったのですが…
その日はたまたま夕勤の人が遅れており、「少し延びてほしい」とお願いされました。
私は母に連絡したほうがいいかな、とも思いましたが、携帯を取りに更衣室まで行くのも面倒(一旦裏口へ回って、エレベーターを使わなければならない)だったので、そのまま働くことにしました。
母にも急遽延長になることは話していましたし、大丈夫だと思ったのです。
15分ほど延長になり、更衣室に戻って携帯を見ると…ものすごい数の着信とメールがありました。
急いで返信し、着替えて、事務所の鍵を返しにバイト先に向かうと、そこには鬼の形相の母が。
連絡がとれないことを心配し、バイト先に来てしまったのです。
私はバイト先の上司に「お騒がせしました」と謝罪し、母を連れて帰りました。
ちなみに、バイト先までは徒歩5分もかかりません。
ですから、すぐに帰ってくるはずなのに帰ってこない私を心配しての行動だったのですが…
それからというものの、私の母は超過保護と言われ、恥ずかしい思いをしました。
もちろん、連絡が取れず、心配する気持ちもわかりますが、こういうこともある、と説明していたのに…
大学生になっても、社会人になっても、何時からどこで誰と、何時に帰ってくる(仕事に関してもです)という報告は絶対。
結局、その生活が苦しくて、大学生、社会人と家を出たり、戻ったりを繰返すことになるのですが…
(離れてたら今なら仲良くできるかなとか思えるんですよね、不思議)