世界を魅了する王子様の秘密、見ました。

紙媒体のジェジュンを購入するのは久しぶりだったので、久々に棚からクリアファイル出してきてジェジュンのページをファイリングしました。

あ!と思ったのが、ジェジュン名言集の「忘れないで」です。

ちょうど、ジェジュンがツイで「忘れないで」について語ったときのこと、思い出したばっかりだったからです。






「忘れないで」は”東方神起”5人の歌なんだよ。

だから1人でも3人でも歌いたくないんだよ。

(2011.7.17ツイ)




この雑誌の記者の方はこのツイについて、

「歌を大切に思う素直な気持ちを明かした」

と感想を書いています。

でも、私はこのツイを読んだとき、ジェジュンは歌よりも人の思いを大切にするんだと感じました。

ジェジュンがこのツイをしたのは、中国人歌手がジェジュンの「忘れないで」を盗作したのがきっかけでした。

その頃に出た、ジェジュンのインタビュー記事の抜粋です。

自動翻訳機なので変ですけど、ごめんなさいあせあせ


最近中国歌手左記泊がキム・ジェジュンが日本で作曲した東方神起の「忘れないで」を無断リメークして論議があった。左記泊のリメークはキム・ジェジュン側と議論なしで進行され、ファンたちの激しい抗議を受けた。左記泊側は「歌に多くの理由と思い出が含まれているということを知って、私もキム・ジェジュンの才能と歌が好きだ」として「深く反省してすべての問題をキム・ジェジュン本人と交渉して解決する」という立場を見せた。

以後キム・ジェジュンは自身のツイッターに日本語で「『忘れないで』は俺の曲でもほかに誰かの曲でもない。”東方神起”5人の歌なんだよ。だから1人でも3人でも歌いたくないんだよ。」という意向を明らかにした。

キム・ジェジュンはインタビューで「中国ではありふれていることだから特別措置を取るつもりはない」としながらも「それでも歌わないでという念願はある。私が作った曲かどうかを離れて、東方神起5人の曲だから、私1人でも3人でも歌わないでいる」と打ち明けた。

引き続き「東方神起を好きになってくれたファンたちが持っている思い出に損傷を与えるようだ。 その歌の郷愁というのがファンたちが考える最も美しい時なのに、それを他人が許諾もなしで歌えばファンたちが傷を負う」と説明した。

「今後も東方神起の歌を歌うつもりがないのか」と用心深く尋ねるとすぐにキム・ジェジュンは静かに首を縦に振ると「できるだけ...」と答えた。

キム・ジェジュンはツイッターを通じてファンたちと疎通して自身の考えを伝える。 時々は直接的に断固たる語調で自身の意を明確にしたりもする。 このために誤解や反感をかうこともあるだろうが、大きく意に介さない姿だった。

彼は「言うべき言葉は言う。 良くない反応があることはできても違いはしないと考えた。 私の個人的な所見を使ったのではない。 他の多くの人々、皆ならばどうだろうか..その気持ちを使うことが多い」と話した。 アイドルで自身を冷静に眺めるように、最大限客観的な立場で考えた後に堂々と所信を明らかにするという意味と解釈された。

(2011.7.22)

ジェジュンのツイやこのインタビューが出る前、「忘れないで」が盗作されたと聞いて、私は一人で大騒ぎしていました。

ちょうどKBS済州島事件も重なって、悔しくて「怒髪天を衝く我慢の限界を超える出来事、絶対許さん」みたいなことを書いていました。

内田樹さんの『街場のメディア論』という本の中から、ブライアン・ウィルソンさんが自分の楽曲を管理している出版社を勝手に売却されたときに言った「70万ドル?曲をただで渡すようなものだ。現在そのカタログは、2000万ドル以上の評価を受けている。しかし僕にとっては、それは金で買える類いのものではなかった。それは僕の赤ん坊だった。僕の肉体だった。魂だった。そしていま、それはもう僕のものではなかった。」という言葉を引用して、「ジェジュンの歌はジェジュンの魂だから絶対ジェジュンに返せ!取り戻せないのが悔しい!」と書きまくっていました。

曲の権利を持っているA社がジェジュンの承諾なしに勝手に中国人歌手に曲の権利を売ったとかなんとか、いろんな噂が流れていたので、余計にやりきれず悔しくて怒ったり泣いたりしていました。

そのときにジェジュンが呟いたのが、

「『忘れないで』は俺の曲でもほかに誰かの曲でもない。”東方神起”5人の曲なんだよ。だから1人でも3人でも歌いたくないんだよ。」

というツイでした。

私は、ジェジュンの曲はジェジュンのものだからジェジュンに返せ!としか思っていなかったけれど、ジェジュンはたとえ自分の作った曲でも、自分の曲ではなく、5人の曲だと言ったんです。

ジェジュンが大切にしているのは、「曲」だけではなくて、その曲と一緒に過ごした思い出や、それぞれのメンバーの思いや、その歌を愛したファンの心や、時間や…そういうすべてなんだと思いました。

歌の権利が誰にあるとかそういうことではなく、ジェジュンがこの曲を大切に思うのは、この曲を愛したたくさんのファンの思いがあるから…この曲と一緒に過ごした美しい時間があるから…そんな、ジェジュンの思いが伝わってきて、泣けてしかたありませんでした。

そして、私はジェジュンの「人を思う気持ち」が心に響いて、本当にジェジュンのことが大好きだと思うけれど、私とは違って、曲に込められた思いや時間などではなく、「曲そのもの」を愛する人もいるのだということも考えました。

その「曲」自体が好きだから、誰が歌っても別に気にしない…という人がいるのも、わかりました。

5人で歌った歌を2人で歌ったり、3人で歌った歌を1人で歌ったり…それは、「曲」そのものを大切に思う価値観であって、ジェジュンような「曲にまつわるすべて」を含めて愛する価値観とは違うんだと思いました。

どちらがいいということではなく、何を大切に思うかが人によって違うんだなと…。

K-STARの記者が書いているように、ジェジュンは、歌を大切にする気持ちは当然持っていると思います。

でも、歌があればそれでいいのではなく、たった1つの歌に、どれだけたくさんの人の思いが重ねられているのか、それがどんなに大切なものであるのか、それをわかってくれていることが、ジェジュンという人の心を表しているような気がします。

そして、こんなジェジュンの心を知るたびに、ジェジュンを好きな思いがどんどん増していくのです。






この動画で使っているジェジュンの「忘れないで」のアカペラは、以前テレビのインタビューで、メンバー自作曲の中で好きな曲は何?と聞かれたとき、ジュンスが「忘れないで」と答えたときにジェジュンが歌ったものかな…と思います。

とても素敵な動画ですかお