俺が通っていた高校は


いわゆる「宮崎の県立普通科四校」と呼ばれていたうちの一つ、南高校であった。



宮崎大宮、宮崎南、宮崎西、宮崎北。




男子は皆、学ランだったが女子の制服はそれぞれに個性があった。





それについて当時の評判を語りたい。


俺が通っていた南高校の女子の制服は

当時、四校の中でも不評だった…というより県内の各高校と比しても人気がなかった。


知っている人は知っているが

とにかく制服の色の評判が悪すぎた。


あの色に紺色のハイソックスやヒートテックなど合うはずもなく、




合服、夏服、冬服、全てを通して、そりゃ不評だったものだ。


しかし今は制服が変わり、人気は好転したらしい。


個人的に今の制服のデザインはとても良いと思う。













宮崎大宮は…

巷では可もなく、不可もなくだったようである。


個人的に大宮の冬服は淑やかな感じがして好きだ。

冬服に関しては大宮はダントツだと思う。


そのことを大宮出身の女性知人に話したところ、「田舎くさいし、地味やん。」といった反応だった。







宮崎西は…

夏服、冬服はあまり印象は無いが、合服は個性が強かったように覚えている。

…と言うのは、男友達の間で「(西高の制服は)OLか、銀行員だよな」との評判だった。

それを西高の女友達が聞きつけ、笑いながら「南の人間に言われたくない」と反駁されたのは良い思い出だった。


西高も何年か前に制服が変わり、男子はブレザーになったと聞いたことがある。








宮崎北は…


巷では、合服、夏服、冬服、どれを取っても男女通じて人気があったことを覚えている。


一見、地味そうな紺の制服に赤のリボンを付けることで可憐さが引き立つよな…と話のネタになったことがある。


南の知人も羨ましがっていた。













制服不要論を唱えている人もいるだろうが、それもまた良しだろう。



しかし制服は学校の象徴の一つでもあり、話のネタでもあった。

学校を出て時が経つほど懐かしさが華やぐものだと思い知らされる。