荒俣宏の海あそび塾

荒俣宏の海あそび塾

海あそび、磯あそびを カルチャーに ! 

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おつかれさまでございます。魚観察塾、塾長のあらまたでございます。
今回は、ご報告です。まずは、さっそく写真をご覧ください。

これぞ「ハナデンシャ」。海面に浮いているフルーツポンチみたいなウミウシ(鈴木撮影)

普段は砂に潜っているが、稚魚のときだけ海面に浮いている珍魚アオミシマのミイラ(鈴木撮影)


な、なんだ、こいつらは?!と驚いた方、私たち魚観察塾にぜひお立ち寄りください。私たちはこういう不思議な海の生き物について熱く語り、楽しみあうイベントの開催グループなのであります。

去る2月7日、昼間にもかかわらず開演いたしました「魚のぞきナイト」第二回トークショー、
無事に終了いたしました。100名ものご来場者があり、感謝の言葉もありません。
上にしめしたような、海面にプカプカ浮いている奇々怪々な生き物

大盛況だった会場の様子 新機材「ぼっちゃん1号」も登場 (大島撮影)

なんと、海の中にもいるメダカについて語り合う  (黒柳撮影)


今回は、目玉企画が、陸から撮影できる流れ藻の真下、ということで、子どもの頃からスカートの下でも何でも覗くのが大好きだったというさとう俊の新開発撮影器械、名付けて「ぼっちゃん1号」のお披露目でありました。
この装置は、釣竿にカメラを付けた手軽なものでしたが、撮れた映像はこれまでの水中映像にはない「生のリアリティ」がありました。魚をレンズで追い切れず尻尾しか映っていないシーン、撮影している本人が気づかなかったとんでもない映像、など、編集してしあがったムービーにはなかったどたばたシーンが、じつにおもしろいという「目玉商品」でした。夜間撮影でみごと捕えたヘコアユの大群のムービーに感動のあまり、涙してくださったご来場者がいらっしゃり、私たちももらい泣きしたり、ハプニングもありました。魚好きならではの交流です。
ほんとうにほんとうに、ありがとうございました。

当日演じられました、他のプログラムはといいますと、
水族館勤務経験にものをいわせた新野の「流れ藻の魚」スライドショー(珍魚が一杯でました)。

ばけもの好きのアラマタによる「流れ藻の楽園」サルガッソ海の紹介と、流れ藻の古い名「なのりそ」にまつわる日本書紀の話と、サルガッソ怪談を産みだした作家W・H・ホジスンの話。

そして最後のお楽しみは、長年岸壁から海面に浮かぶ稚魚を採集しつづけるゲスト、黒柳さんと鈴木カリブさんによる観察写真を見せていただきました。なにしろ、岸壁の水面には、キアンコウの稚魚、ホウボウの稚魚、クルマダイ稚魚をはじめ、メダカまでが浮いているのですね。

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おとなは深い海底、でもこどもは海面に浮いているクルマダイ (鈴木撮影)

これもおとなは沖にいて、こどもだけ岸壁で浮いているアイブリ  (黒柳撮影)

まるで空を飛ぶかのようなイケカツオ これ、どうやって撮影した? (黒柳撮影)


とにもかくにも、へんな生き物たちのオンパレード。それを2時間、私たちは全力で語り、演じました。楽しんでいただけたら、こんなにうれしいことはございません。

次回は、さらに時間と費用を投じ、ムツゴロウなど干潟の生き物を空中至近距離から撮影したり、トビハゼをカメラでぴょんぴょん追っかけたり、トビウオが飛ぶ空中写真を記録に収めるなどの「視覚の大冒険」をお届けします。皆さんと海を知りたい一心で、また東奔西走するつもりでおります。

まだまだ未熟ですが、みなさんに喜んでいただけるような「海好きのための大騒ぎ」を実現いたします。ぜひぜひ、次回も私たちの無鉄砲な挑戦を見に来ていただければと思います。

みなさん、ありがとうございました!! 心より、 合掌!

荒俣宏の魚観察(うおのぞき)ナイト2~魚観察磯遊びカルチャー化計画!は

盛会のうちに終了いたしました。


ご参加のみなさまをはじめ、かかわってくださったみなさまに感謝申し上げます。


さて次回は? どうぞお楽しみに!



カルカル第二回


2月7日の魚観察(うおのぞき)ナイト2開催まで、残すところあと3日となりました。


当日は、トークはもちろんのこと、趣向を凝らした内容でみなさまをお迎えいたします。


残席もあとわずか!


みなさまのお越しを、一同お待ち申し上げております!


これがやりたかったのだ!


「ぼっちゃん1号」完成・・・・・・・・・・


さとう です。


今ではすっかり疎遠になってしまった母いわく、

「あんたは、ほんまにひょんなげな子じゃなあ・・・」


ひょんなげとは、”おかしな”とか、”妙な"といった意味の岡山の方言ですが、どういうことかといいますと、たとえば天袋の中や、縁の下、あるいは洋箪笥の中で遊ぶのが大好きな子だったというのです。そういえば、いつのことかは忘れましたが、両親に連れられデパートに出かけた際、マネキンのスカートの中に入り込み、ひどく叱られたことがありましたっけ。わたしとしては、いつもは見えないところがどうなっているのか?ただただ気になっていただけなんですけどね。ちなみのそのマネキンのおねえさん、パンツをはいていらっしゃいませんでした。子供ごころにもたいへんな衝撃であったのは、これもまたよおーく記憶に残っているのであります。


さてそれから数十年後・・・・・・

わたしの興味津々の対象は、もっぱら吹き寄せられた流れ藻やゴミの下となりました。とりわけこの数年は、漁港の中を泳がないという前提をクリアしつつ、流れ藻の下の世界を記録に残し、そして伝える方法はないものか?と考え続ける毎日なのです。

カメラの進化は日進月歩。気がつけば、ほとんどのコンデジは防水タイプに。ならばそれを使えば、という気もするのですが、どーも今ひとつピンときません。できそうでできない、なんとも歯がゆい思いをしていたところ、あるカメラの出現で状況は一変しました。長年追い続けていた夢が、にわかに現実味を帯びてきたのです!


そう、マウンテンバイクやサーフボードなどに取り付けて、アクティブな映像を撮影するアレの出現ですね。
わたしは、

「これならいける!」

と直感しました。そして構想1か月、製作1日で完成したのが魚観察(うおのぞき)ツール「ぼっちゃん1号」というわけです。


われわれが早速試運転に出かけたのはいうまでもありません。とはいえ、完成したのはついこのあいだ。しかも季節は真冬。

(こんな季節に・・・)

正直そんな気持ちもありましたが、案ずるより産むがやすしと言いますか、想像を超える映像を得ることができました。試運転は大成功だったのです!


今回はその「ぼっちゃん1号」で撮影した静止画の一部を、ポイントを踏まえつつご紹介します。

もちろん本番では「ぼっちゃん1号」も、フルの映像も、惜しみなくお披露目します。お楽しみに!

みなさん、ぜひおいでください!


鳥の目になれる!?・・・・・・・・・・

まずは次の画像をご覧いただきましょう。

鳥の目
勘の良い方なら、これが広角で撮った画像だということがわかりますよね?しかしよくご覧ください。高い位置からアラマタセンセーを撮っていることに気がつきませんか?どこか鳥の目になったような気がするでしょう?でもこれ、高所に立って撮影したのではありません。理由はどうぞ推理してください。こたえはイベント当日あきらかになります。「ぼっちゃん1号」のポイント第一点、さていかに。


物理の復習?・・・・・・・・

次は港の岸壁の隙間から現れたハシナガウバウオです。よく見ると、少し先にも小さく映っているのがわかりますか?

ハシナガウバウオ

さてポイントの二点目は、被写体のハシナガウバウオ・・・ではありません。これが陸上からの操作による映像だということです。岸壁が垂直にほぼ一直線になっている点、つまり水平を維持していることにご注目です。支点、力点、作用点。昔習った物理の復習ができますよ。



思いもかけぬ生き物が・・・・・・・・・・

さらに続きます。
ポイントの第三点。思いもかけぬ生物が映っている場合があるんですね。
下の2枚は、岸壁の上から操作して撮った映像です。

左の垂れ下がったロープを見れば、およそのシチュエーションをご理解いただけるでしょう。

ウミウシ映る

ほぼ中央にトノサマダイ、その先にアケボノチョウチョウウオがいます。われわれはこれらを撮影しているつもりだったのですが、あとで映像を確認したところ、右端にウミウシが映っていることに気づきました。これでわかることは、そう、岸壁面も立派な観察フィールドになるということなんです。ふつう漁港観察というのは、視界が表層近くに限定されるのですが、この方法だと、うんと広がりが出てくることになります。これ、大発見ですよ。
さらなる驚きは下の画像です。
なんとこのすぐあとに、ウミヘビがニョロニョロと通り過ぎていたのです!

ウミヘビ
夜行性の魚にもなれる・・・・・・・・・・

こうも意外なことに遭遇しますと、夜の世界ものぞきたくなってきます。もちろん迷うことなく実践いたしました。こんなこともあろうかと、LEDは持参しております。準備おさおさ怠りありません。

夜のヘコアユ

で、いきなりヘコアユの大群に遭遇です。中央に見える一条の筋は、「ぼっちゃん1号」に取り付けたターゲットライトの光。とても幻想的な光景ですね。このライトを装着したおかげで、穴の中のオトヒメエビの撮影にも成功です。


そしていよいよ流れ藻の下、ごみの下・・・・・・・・・・

さあこれが今回の目玉なのですが、ここではほんのさわりだけ。
漁港のコーナーに吹き寄せられたごみの下に、ソウシハギがいたのです!これにはセンセーもわたしもたまげました。しかもカメラをおそれることなく、ポーズまでとってくれちゃったりして。アンテナ立てるサービスつきには恐れ入りました。


ソウシハギ ゴミの下
じつはこの撮影には、お恥ずかしいエピソードがあります。イベント当日ご披露いたしましょうね。


最後にオマケ、いえ宿題です・・・・・・・・・・

港での映像をチェックしていたら、美魚が映りこんでいたのに気がつきました。

中央、向こうを向いています。

謎の魚

これなーんだ? 正体は・・・、当日公開乞ご期待!


おっと忘れてました。

最近のカメラはすごいですね。スマホのアプリで録画開始、停止ができるんだもの。

さとう アプリを操る

wifiが水中まで届かないのは残念でなりませんが、いずれは陸上と水中を通しで、それも手軽に撮影できるようになるのでしょう。その日が一日でも早くくるよう、祈ってやみません。


え、ところでなんで「ぼっちゃん」かって? もちろんそれもお楽しみです。

来月7日、数々の秘密があきらかになります。

みなさまどうぞお越しください。お待ち申し上げております。