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格差問題と政治家

政治家やマスコミの皆さんが「格差是正」を掲げて舌戦を繰り広げる今日この頃。


議論することは大いに結構。


しかし、格差問題を焚きつける事によってもたらされる影響、それを引き起こしてしまう責任を彼らはどこまで考えているのだろうか。


「格差問題を焚きつける(大げさにする)」ことは当然、人々の行動・心理に影響を与える。


自分が相対的に貧困層だと考える人々は、所得の申告をごまかしたり、社会保障制度を悪用したり、消費を抑えたりするインセンティブが生まれる。



行動や心理が変化するならば、当然「格差是正のための(将来的な)制度設計」もそれに対応させて変化させなければならない。



もし政治家が「格差問題を焚きつけること」が、制度設計にとってが最適な行動(戦略)だとしたら、


それは脱帽である。


つまり、「制度設計」を目的とした上での、「焚きつけ」なら日本の政治家も捨てたもんじゃない。



しかし、現実はそうではない。


彼らの目的は「政権」。


「焚きつけ」は「政権争い」にとっては最適な戦略ではあるが、「制度設計(格差問題是正)」にとっての最適戦略ではない。



マスコミもそうだ。


彼らの目的は「視聴率」。「焚きつけ」は視聴率獲得にはこの上ない戦略だ。




「格差是正・制度設計」を目的に、クレバーな戦略をとって、国民を上手に騙してくれる政治家が現れて欲しいものだ。