そろって浄土に弥次喜多道中膝栗毛 -2ページ目

そろって浄土に弥次喜多道中膝栗毛

残り少ない人生、死ぬのは苦しいものか、どうも痴呆老人になって死んでいくようだ。お寺の坊さんに頼んでいるが。
残りの人生、東海道中膝栗毛の弥次喜多道中のように気楽に行けないものか。

昨日 読んだ小川洋子さんの「注文の多注文書 クラフト・エヴィング商會」 筑摩書房 から 肺に咲く睡蓮な
るお話し 面白かったですよね しかし  それにしても奇想天外なお話しだったなあ  人間の肺の中に睡蓮の
花が咲く というようなお話しでしたからねえ 空想世界のお話なのでしょうかねえ 

え! このようなお話しが実際あったのですか これはビックリ 腰を抜かしましたよ インターネットで検索して
おりますと JINの芸能シンプル御殿 なる記事に 栗原アヤ子さんの病気 (スエヒロタケ感染症)とは?症状
や治療法を紹介! なる記事が載っていましたよ 驚きましたねえ (nーjinny.com/8364.htmlから)

その記事によりますと スエヒロタケ感染症という御病気とか 肺にキノコができるというのですって 世の中は
いろいろでございますよ よく言う 事実は 小説より奇なり でございます
ニューズウィーク日本版 @Newweek_JAPAN ミャンマーで 民政後初の総選挙 スーチーさん率いる野党




                (11月9日の誕生日の花 ムラサキシノブ 花言葉 才媛 )


                               「日比谷花壇 365日の誕生日の花 花言葉」 転載


が優勢との報道がなされています 野党勝利の場合 スー・チー氏は 「大統領より上の存在になる」 と表明
しているとか これはどういう意味なのかしら (newsweekjapan.jp/stories/worldから)
伝えられるところでは アウン・サン・スー・チー党首率いる最大野党、国民民主連盟(NLD)の得票率が最大

となる見通しとか NLDが新たな政権を発足させて大統領を選出するには、同党は単独もしく連立で民選枠の
3分の2を確保する必要がある とされています
選挙で選ばれた人が大統領に選出されるのでしょうが その大統領より 「上の存在になる」という 変なお話し

ですよね 大統領より上の政治ポストがあるのでしょうか ミヤンマーの選挙後の政治体制が混乱しなければ
いいですよね ミャンマーの春が 静かに 満開の花を開けば と 期待しますよ
先日来 大分難しいf話が続きましたよ 今日は 少し 趣を変えて あの池部良さんの本から少し 「匂いおこ

せよ 梅の花」 池部良著 中公文書から の 面白いお話を少し  安倍政権の 安保法制 日本を二分する
政治問題でございました 敗戦後 70年以上も経過して 日本の安保体制も大きく変化したしたよ
今は亡き池辺先生のお話しを拝見すれば 日本をめぐる国際情勢と 日本の安全保障  泉下の池辺先生は 

どのような 御気持ちなのかしろ と 興味深く感じますよ 
本書は 面白き話がテンコ盛り 先ずは 川の字 なるお話し
先ずは 御無沙汰を詫びる挨拶から 隊長殿 お会いしたくなりました 是非お越しに と 昔 中国の北で 筆




                     (近くの公園 大分イチョウが紅葉いたしました)


者の小隊にいた男 林 三吉 とかく短気だが 真面目な男だった 一週間後彼の店に行く 青山 明治から続
く西洋料理店
席に着くや否 彼は 話しかけるのだ 実は 折り入って相談があるというのだ どんな話なんだ 「ひょろ長い

身体を二つに折って 抜けた前歯の間から つばを飛ばして」(p21) 話しかける  両親は既に他界 細君は 
鯖にあたって 亡くなっているという いわば 一人で 孤閨を守りながらの 頑張ってきたが 大学を出た長男
が公務員になって 家を飛びたのだ まさに 刀折れ矢つきてがっくり やがて 寂しく 還暦を迎えたのだった

と ここからが 面白いお話しなのだ 昔細君と結婚する時に 福島から連れてきた行儀見習いのます子という
女の子と まあ 出来たのだった よくあるようなお話しでございます 田舎から上京して いつの間にか30歳を
超えれば 「旦那さんも とうとう本卦還りだね あたす もうお嫁に行ける歳ではねえし  此のまんま ずっと旦

那さんの世話するよ」(p22) その言葉にいたく感動 その晩 飲めない酒を引っ掛けて その勢いでます子の
部屋に 半年後 旦那さんの赤坊ができたよ というのだ ええ! 六十歳で赤坊が出来ただと よくいう恥かき
っ子ではないか 恥ずかしくて誰にも言えないじゃないか

それから十年後 彼も七十歳 ある時 小学校からの呼び出しがあったのだ なにごとなんだ 子供(元気という
名)を伴って学校に伺えば 校長から 実はですな クラスの五十三人のうち 二十六人が  元気に殴られた大
怪我をしたというのだ



                           (坊や 柿でも喰うかい)


                                    「俳画は楽し」 小野華優著 東洋出版 参考


元気は 普段はおとなしいが 体格が高校生並み 殴られたら それは大怪我をしますよ 親父殿 元気に問い
かける どうしてそんな乱暴をするのだ しかし 黙ったまま いつまで黙ったままではわからないぞ 答えられ
ないのか と 一喝

元気少年 涙を浮かべて言うのだ 「みんな ぼくのこと 死にかかりのじじいの子って言ったんだ」(p23) 死
にかかりのじじいの子だと? いったい いつからだ ずっと 前から ぶったのは こないだ初めてだよ じっと
我慢していたのだ

その話を聞いた途端 親父殿 かっとしたのか いきなり 足を開き 教頭と担任の先生を平手打ちの連打で張
り倒し 子供の手をとリ ドアを蹴って出たのだった 昔の部下がいう 隊長殿 やっぱり 転校させたほうがいい
のでしょうか

息子さんには 何か言っってやったのかい いいえ けど 翌朝 区役所に行って  ます子を籍にいれ  今は
親子3人 川の字で寝ているという 筆者は 何も言えず ウイスキーの水割りを ちびちび  飲むのであった
というお話しでございます

親父さんも 子供の気持ちが 子供も 親父の気持ちがわかるのでしょうねえ 親子三人川の字になって寝てい
るというのがいいねえ 仄仄とした暖かい家族の風景が目に浮かぶようないいお話しでございました



                             (薔薇)


                                  「線描き俳画」 足立玉翠著 日貿出版社 参考


昔と違って 今の自衛隊では 上官に声をかけるのに ○○官殿とか 隊長殿とか 呼ぶのでしょうかねえ 仲
間同士では  お前 とか 貴様というのかしら 昔の軍隊と違って 今の自衛隊の日常作法というのか 仕来り
が興味深いですねえ