舞台モードにスイッチしますと、
幼児性が暴走します、サンジュナです。
時にもし、
ご迷惑をおかけしていましたら
すいません。
それはそれはもう
明日をも知れぬ主演作品ではありますが、
その少年役用のウィッグを新調しました。
過日、本番直前の楽屋での
フィッティングの様子
まだまだカット調整入る前
自分の髪は
大臀筋あたりも過ぎてきましたが
不思議とこのちんまいウィッグに
まだまだ入りそう
前回の続き
某日
稽古入り初日
封印してたエレファントカシマシ新曲を、
稽古入り寸前の朝に解禁してしまい
いまだかつて私の記憶にはないような、
新しいエレカシに驚き
台詞も段取りも他もろとも道連れに
ぶっ飛んで、
頭は真っ白でした。
しかしやはり頭でなくとも
15年の分、
身体が記憶してるはずだから
無問題
頭空っぽになって
無心で演じるのはけっして悪くない
自分のコピーなんか演って
面白い芝居な訳がない
変革期がくるなら
それがいい
と
早い話
開き直って
本番の舞台に設営するセットを、
仮設した稽古場で、
キャストが全員揃う、数少ない大事な
通し稽古中。
それは２幕のクライマックスでした。
真っ黒になった
私の目の前が
近年
ここは危ない、息があがる、くらっとする
と思ってた、
まさにその場面。
ぐらりと景色が回って
視界は急激に黒く狭くなって
見えん
て、言うか吐きそう
しかし次は
劇中一番の大声をあげる場面
ぐらつく足で何とか踏ん張りの
気合いで(？)視界を戻してからの
渾身の咆哮
ヨシ行った！
と、思った
確かに、そう思った
次の瞬間、気がつけば天井と、
覗きこむ人達の顔とが見えました。
チーーン……
視界は黒から薄暗いグレーへ
そして完全に戻って
お騒がせしました
芝居続けさせて下さいと申し立てるも
演出の判断は休憩です……
そのまま、まだ動かないでと、
台上、氷枕で寝かされる
まさか通し稽古を自分が
まさか止めてしまうなど、
もつ内心
｡ﾟヽ(ﾟ｀Д´ﾟ)ﾉﾟ｡
でした。
台上で寝かされてる間抜けに
皆さん声をかけようとしても
かけあぐねているようです。
そこへ
あそこそうだよね、
キツいよね、酸欠になるよ
2001年からだっけ？
子役も15年目演ってれば
そりゃトシもとるんだから
あそこ無理あるんだよ
と
2007年から参加の、父親役のフォロー？
が
その言葉を皮切りに
声をかけあぐねていた稽古場中から
そうそうトシだよトシ
もうトシなんだから稽古で無理しないで
そう
シュプレヒコールの波が
(*T^T)ぐぬぬ……
W
あまり心配されると余計恥じ入るとこを
ネタにして笑って
いじり倒すなど
いい奴らです
私の幼児性の弊害を毎度、
モロに喰らう芝居の座組
意識喪失に思い当たる節やら
何故に自分は、どこでも
メーターを振り切ろうとするのか
などと
恥じ入るばかりの自問自答
己に腹ただしく
芝居を止めさせて氷枕に寝てた
屈辱の台上は
稽古場写真などないけど
本番の舞台で言うと
です。
連載コラムの電子書籍化
秘密のサンジュナ 著
「女優、舞台裏をかく語りき」
映画「oh！透明人間 インビジブルガール登場！？」
オープニングテーマ
I
「透明な奇跡」
