こ のあいだ『アンモナイトの目覚め』という映画を見ました。
かつて女性同士の恋愛映画は評価に値するものが
少なかったように思います。
テーマや描きたいことがよくわからなかったり
まったく商業レベルに達していなかったり
おかしな人たちばかり出てきたり
いつも片方が死んでしまったり。
それがアデルやキャロルや本作のような映画が
普通に作られる世の中になったんだなと思うと感慨深いです。
(『燃ゆる女の肖像』はまだ見ていません。)
これらの映画で時代劇が多いのは、男尊女卑の時代的背景の中で
生きる女性たちの姿も同時に描くことができるからだろうな。
本作では、女性だったゆえに不当に評価の低かった古生物学者を
ケイトウィンスレットが演じていました。
イギリスの片田舎で年老いた母と暮らす、貧しく孤独な中年女性。
その、うちに秘めた感情、誇り高さが、彼女が相手の女性と
出会うことで徐々に描かれていきます。
静謐で美しい映像とともに心に残りました。