学校に着くと、 もう練習が始まっていた。 もうすぐチアガール部の 地区大会がある。 私は、今度の大会の 選手に選ばれていた。 『おい、麻里遅いぞ!お前は 今度の大会に出る自覚はあるのか そんなにだらけているなら、 お前の変わりに他に出てもらうぞ。 今度遅刻したら許さないからな。』 顧問の先生から、 こっぴどく怒られた所で、 キャプテンのかな先輩が 駆け寄って来た。 「かな先輩、 遅くなってすみません。 今すぐ、ユニフォームに 着替えてきます。」 『麻里が遅刻なんて珍しいね。 体調でも悪いの? 先生も、心配してたよ。 急いで、着替えておいで。』 「いえ、大丈夫です。 心配かけてすみません。 着替えてきます。」 部室まで走って行き、 着替えていると、下腹部が チクチクと痛んだ。 最近、よく下腹部が痛くなる。 でも、この位の痛みなんて どってことない。 今はそれどころじゃない。 ユニフォームに着替えると、 急いで皆の所に走って行った。 「遅くなってすみませんでした。」 皆の前で謝り、 急いで自分の場所に入った。 私は、昔から小柄だったから、 今回も上から二番目に抜擢された。 チアは、一人でも欠ければ 練習が出来ない。 チーム皆が、 ぴったりと息が合っていない といけないのだ。 だから、絶対遅刻は許されない。
続き ↓ ↓
