子供の頃からまだまだ若かった頃まで、終戦記念日と聞いても深く思わなかった。
けど、年々思いが大きくなる。
ニュースで終戦の事を、戦争に行った方が話してるのを観ると、なんだか泣けてくる。
夕飯のときに、母と亡くなった祖父のことを話した。
私の小学校の時の宿題で「おじいちゃん、おばあちゃんに戦争の話を聞いてくる」というのがあった。
どこかは覚えてないけど、祖父は海外に戦争に行ってる。
銃を構える姿をして
「バババババッって撃ったよ。じぃはいつ死んでもおかしくなかった」
「死んでたらお前に会えなかったなぁ」
と言っていたのを思い出した。
食べるものは、キュウリしかなかったみたいで、キュウリだけは二度と食べないと言ってた。
その言葉通り、私が28歳の時に亡くなるまで、祖父がキュウリを食べているのを見たことがない。
一方祖母は、お金持ちのお嬢様だったので、戦時中にもバナナや卵、白米を毎日何不自由なく食べていたらしい。
同じ時期に戦争を体験していても、こうも違うものかとビックリする。
祖父にもっと話を聞いておけばよかったなぁと思う。