子供は小学校低学年から発症した起立性調節障害という病気?がある。

たいてい大人になるにつれて治っていくらしいが、中には大人になっても治らず、仕事にも行けないという方もいるらしい。

うちの子供はとにかく目眩が酷い。
一度なるとトイレも連れて行く、1週間は学校を休む、というようになる。

この病気は朝起きたときがとにかくダメ。
起きれない。
そして夕方になると元気になる。
そして朝また起きれない。
病院の先生によると、この病気がわかるまでは「怠け者病」と呼ばれていたらしい。

うちも夕方になると明日学校行けるじゃんくらいに元気になる。
でも朝は駄目。
怠け者病と言われていた時の人達は原因がわからず辛かったと思う。
ズル休みと思われて親にも怒られただろう。


ここ最近では9月中旬に起立性調節障害の発作?がおきた。
1週間休んだが、その間には体育大会もあった。
こんな状態で、体育大会なんかできないので可愛そうだけどお休みした。




そんな中、ヤツは学校に連れていけと言う。
私はあんな目眩でフラフラしてる中行けるわけないでしょと言うと、でも連れていけと言う。
勉強が遅れるからと。
あんなんで行っても勉強なんかできないし、行っても帰されるだけと言うと、なんだか不機嫌になり大きなため息を吐いた。


まぁ、ヤツはどれだけ辛そうかわからないもんね。
平日は仕事だししょうがない。
でも土、日でも具合の悪い子供を気にする事なく、打ちっぱなしに行ったり好きに過ごしてるから、一番辛そうな昼間の様子知らないもんね。

子供が学校休んでる1週間の間、一回あるかないくらいでヤツの好きな言葉の「大丈夫?」があるがそれだけ。



自分はさ、少し風邪ひいただけで、重病人の様になり、インフルエンザにでもなればこの世の終わりの死にかけみたいになる上に、こちらに労いの言葉や態度を求め、それがなければキレるというどうしようもない性質の持ち主のクセに、子供が目眩やら喘息やらの時は学校行けとかないから。


人の気持ちがわからない変人には、人が本当に病気で辛い、苦しいという気持ちもわからないらしい。



私はただでさえ体育大会を休んだというのが、可愛そうで仕方なかった。
練習の話を毎日楽しそうにし、本番はママ来てねとニコニコして話していた。
それを休んでるのに、勉強が遅れるから学校行けとかありえない。
それを拒否すれば、機嫌が悪くなる心理もわからない。




とりあえず子供は思いやりがあり、人の気持ちを考えられる様に育っていて本当によかったと心から思う。