その後も色々と手作り石鹸を作ってみました。
ある程度の感触を確かめたく、熟成前の使い心地テストを繰り返していましたが、潤い、保湿、滑らかさなど、どれも高級石鹸のような感触で良い出来だと思います。
しかし自分が求めるフィーリングが得られてない気がします。
私的には ねば塾の 「白雪の詩」 や 「やさしいせおと」 に 姫川薬石を配合し+α された様な感じが理想です。
所詮、手作り石けん製作は素人の私ですのでこの辺が限界でしょうか。
それならばと理想の石鹸を石鹸屋さんに作っていただこうと考えました。
数か月前のこと、知り合いに相談したら、趣味でそこまでするんか アホちゃうか などと笑われました。
そう言われると頑固な私は色々な石鹸メーカーさんに問い合わせしたのです。
自分なりのレシピをメーカーさんに伝えると、まずは姫川薬石を配合することでの、薬事法への対処等も指摘され、必要な書類が送られてきたりしました。
私は自分用に数個欲しい位だったのですが、大量生産と言う何やら大それた事になってしまった。
そりゃそうですよね。 個人の相手なんてしてもらえる訳がない。
それに個人で使用するのだから薬事法外の「白雪の詩」のように台所石鹸扱いで十分と思っていました。
とりあえず、恥を忍んで10個程度で。。。。。と伝えるとメーカー数社から「出来ますよ」と言われ、喜びましたが、それもつかの間、3個~10個程度のサンプル試作品を作るのに数万円~と言われた。
無知な私ですから呆れたような対応をするメーカーさんもいらっしゃって何度も心が折れました。
もうホント数十社に連絡しましたよ。
諦めかけたその時、救いの手が差し伸べられました。
何と ねば塾 さまより相談に乗っていただき、その後詳しい打ち合わせをするに至りました。
ねば塾 木村代表には本当に親切で丁寧な対応をして頂きました。ありがとうございます。
そして待ちに待ったオリジナル石鹸が完成しました。
釜焚き石鹸 奴奈川の恵み という名です。
糸魚川らしい名です。
嬉しくて嬉しくて すぐに開封しました。
上: 「やさしいせおと」 と 下: 「奴奈川の恵み」
成分は 何と「やさしいせおと」ベースです。
無添加、無着色、植物性石鹸に姫川薬石が配合されています。
「やさしいせおと」に姫川薬石の天然ミネラルがたっぷり閉じ込められ、若干茶色になっています。
お隣の姫石~きせき~ 辻本店長を呼んで見せびらかしました!
元々、ねば塾 「やさしいせおと」 は化粧石鹸で洗顔やボディに使える様な仕様となっています。
ですが私のオリジナル石鹸 「奴奈川の恵み」は 「白雪の詩」と同じ、台所用石鹸として製作して頂きました。
ねば塾「白雪の詩」の評価は石鹸好きなら知っての通り、洗顔やお風呂などマルチ石鹸として多くのファンが存在し、私もその一人です。
このオリジナル石鹸「奴奈川の恵み」も個人的にはマルチな石鹸で使う予定です。
一応、台所石鹸なので食器を洗ってやろうじゃないの。
辻本店長にテスト洗浄して頂きました。
まずはグラスに植物性オイルを入れ、塗りました。 べとべと。
そしてゴシゴシ
泡立ちはどう? 油取れてる? 感触は? どうなのよ?どう???
と辻本店長に聞いていたら 「ちっとまちーや!!!」 と関西弁で怒られた。
洗い上がり。
ピカピカじゃん!!
グラスを擦ったら キュッ キュッ と音がするイイネ
辻本店長が何やら良い評価を言っていますが、興奮して聞こえてませんでした。
とにかく私はこの後すぐに 顔洗って 手を洗って もう石鹸使いまくり。
これだよこれ!大満足です。
またインプレッションします。
ねば塾 木村代表、 スタッフの皆様本当にありがとうございました!