生物統計家の御大がご逝去された。

 

惜しくも本日の告別式には予定が詰まっていていけず、お別れにいくことができませんでした。

 

まだお若い67歳というお年で、まだまだご活躍されることを信じていただけに

もうお話できないと思うととても寂しいです。

 

いつもおしゃれで颯爽としておられて、数年前から闘病されていたことも存じ上げませんでした。

 

自ら定年前に東大の教授を辞されてもっと自由にやりたいと中央大で新たな講座を作られて、

2度ほど中央大の先生のもとにお邪魔しましたが、

ここでなら東大より入りやすいからここで博士号を取ればよいと笑いながらおっしゃってくださっていました。

 

統計家の方や学生さんを紹介していただいたり、本当にまだまだ教わりたいことがたくさんありました。

 

以前回遊魚の様な方だと先生のことを関係者の方と話した記憶があります。

きっと動きを止めたら生きてはいられない、それくらい活動的な方でした。

 

きっと今はそっと休養されることを選ばれたのだと思います。

 

赤ワインが大好きで、夜中になっても全く勢いが衰えず陽気で語られれるあのお姿を忘れられません。

またご一緒にお話したかったです。

 

きっと天国でも安らかにというより先に逝かれた方々と研究談義や講義をされておられると思います。

私がそちらに行ったときにはまた楽しいお話を聞かせてください。

楽しみにしています。

 

いつもおしゃれでダンディな先生を見習って、私もおしゃれさを失わない様にがんばります。

先生の功績の足元にも及ぶことはないですが、

少しでも研究にお役に立てる様に日々精進したいと思います。

 

今まで本当にありがとうございました。

寂しいですが、前を向いていきます。