お守りジュエリーのフルオーダー ―― 石に願いを | 姫嶋のトート・タロット日記

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占いを勉強中のオタク会社員によるブログ。
人生の転機をきっかけに、目標に向かって頑張る楽しさを知りました。

日記と言いつつ時々更新の予定です。
たまにタロットから離れた話題も書きます。

宝石の話はこちらでも下差し

 

今日はタロットのレッスン日なので、占いの話はまた後日。

先週に引き続いて趣味の話メインですが、お付き合いいただけると嬉しいです。

 

初めは見てるだけでも楽しかったミネラルショーや宝飾展。

でもそこは限りなく美しい沼。

石だけ買ったり、お手頃セミオーダーで身に着けたり楽しんでるうちに、自分だけのカスタムジュエリーが欲しくなってしまい・・・

自分の肌に合いそうで、背伸びすれば手が届くくらいのとっておきの石で作りたい。

そうなると、やっぱりアレキサンドライトが欲しくなるのでした。

 

アレキサンドライトとは?

 

約200年前のロシア帝国の時代に発見された比較的歴史の浅い石。

太陽光の下では青みのある緑色なのでエメラルドと間違われましたが、白熱灯やロウソクの灯の下では赤ワインのように様変わりする「変色効果」が特徴。


もっとも硬いダイヤモンドの次にルビーやサファイア、その次にトパーズと続きますが、アレキサンドライトの硬度はサファイアとトパーズの中間くらい。

美しい色と個性、そしてジュエリー加工に向いた硬さまで備えています。

 

カラーチェンジの代名詞のような宝石として、マニアの間では「王」「皇帝」の異名も。

パパラチアサファイア、パライバトルマリンと並んで「世界三大レアストーン」に名を連ねます。

 

「これは!」と思えるカット・カラット・色の条件を満たす石を2年ほど探していましたが、昨年末には誕生石の仲間入りをしたのでもう大変。

世界中で知名度UPにともない流通の激変&昨今の円安で、石探しの難易度が爆上がりしてしまいました驚き

 

探し続けて心折れかけていた今年の夏、小規模なマルシェのノーマークなショップで偶然出会ってしまったデッドストックが、このブログのアイコンにしているアレキサンドライトのルースなのです・・・!

 

ちょうど節目の年だし、お守りにしようと運命の子をお迎えしてからは、ジュエリーを「どんなデザインにするか」「どこに頼むか」フルオーダーに向けて熟慮を重ねること約一か月。

「アレキは一生ものの石」とおっしゃっていただいた工房に預けてからさらに待つこと一か月、ようやく完成しました。

次回やるなら数年先ですが、フルオーダーをやってみて得た知見を残しておきます。

 

一点もの作家さんはセミオーダーをやることはあっても、ルースの持込みは基本断られます。

(気に入ったデザインでそのまま作ってほしいところですが、なかなか難しい)

 

ジュエリーリフォームやルース持込みのフルオーダーを受けている工房へ、石と作ってほしいデザインの写真を持って「どこまでできるか」を交渉する――これが最適解になります。

 

石は手頃だとしても、リングやネックレスへの仕立てに必要な地金そのものがまあまあ高い…

&そこに工賃がのっかるので、デザインにこだわりすぎると大変なことになりがち昇天

 

石の需給の差がとてつもないおかげで、いろいろ探したり検討したりが正直大変でした……

でもお気に入りの一点もの作家さんがちょうどいいルースを仕入れてくれるのを待つよりは、自分で作った方が早い部分もあったのでとても満足しています。

(アレキ以外にも気になっている石はいくつかありますが、小粒のルースしか流通がなく、そこまで硬度がないものをジュエリーにするなら、おとなしくプロの仕入れの目を頼った方がいいなとも思いました)

 

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昨年末はアレキの他に新たに誕生石の仲間入りをした石が何種類かありますが、その一つであるタンザナイトも以前からルースを持っています。

なぜがタンザが6月・アレキが12月だとつい最近まで逆の勘違いをしてました。

(なんとなく色味の明度からの連想でそう思い込んでしまい・・・)

 

なんでアレキが6月なの?!と思いましたが、

カラーチェンジがもたらす石の二面性≒ふたご座の星座石≒6月の誕生石

という仮説が正しければ筋は通るんですよねぇ。

占いを勉強しなければ得られなかった気づきかもしれません。

 

ふたご座の守護星は水星。思考とコミュニケーションとビジネスの星。

つい言葉通りに受け取ってしまう時、思考が止まって動けなくなる時、

仕事で行き詰まってしまう時。

軽やかに気づきを得られるよう願いながら、私のアレキちゃんを一生大切にしたいと思います。