シニア犬や病気のあるワンちゃんのトリミングに関しての事は、幾度かInstagramやBLOGでも掲載していますが
飼い主様も自分ちのワンちゃんがシニアじゃなかったり、病気になっていないと、あまりピンと来ないですよね
今は若くて元気でも、いずれはみんなシニアになります
時々snsで見かけるのは
・小さな時からずっと通っているサロンで、シニア(10歳以上)になったので、トリミングを受けて貰えなくなった
・10歳以上のワンコはお断りされた
など、シニアのトリミングはリスクが大きいので受け入れて貰えるサロンが少なくなります
若くて元気なうちから、今行ってるサロンはシニアになってからも
受け入れてくれるか確認しておくほうが安心ですよ
とは言え、本当にシニアや病気のあるワンちゃんのトリミングは
リスクが大きいです
ただ、シャンプーしてお返しすればいい・・・訳ではなく
帰ってからの体調も考えながらのトリミングになります。
今、出来る事が、明日には出来ない・させてくれない事もあるんです
綺麗にしてあげたい、けど・・・
人間時間の1日は、ワンちゃん時間の4~5日と言われています。
1ヶ月空いたら、4~5ヶ月です。
人間は毎日お風呂に入りますし、洗髪もします
ワンちゃんの普段の生活の中ではお風呂やカットは、特別な物で
体力も使いますし、ストレスもかかります。頑張ってくれているんです
写真のワンちゃんは、15歳
オープンしてからご利用頂いていて、ここ数年は毎月カットに来てくれてました
2022/8月29日
シッカリ立って目力もあります。
この1年くらいは、痩せたりしてましたが、8月の後半は元気にカットまでできました。
2022/9月26日
1ヶ月後に来た時は、激やせしていてシッカリとは立てないカンジ
シャンプー中は立っていてくれましたが、ドライの時は寝転んでもらいました。
それから、2週間後に飼い主様から連絡があり
虹の橋へ・・・
飼い主様とのお話の中で、体力が落ちていた時のシャンプーも
負担になったのでは・・・とお伝えしましたが
綺麗になって旅立てたので良かった。と
こちらのワンちゃんも10歳すぎてシニアと呼ばれる年齢です。
10歳前に肝臓の手術をし、その後くらいから急に筋力が落ちました。
体重もあるし、四肢も関節炎があるのか
ワンちゃんの負担を軽減する為にこういう道具も使います
シニアや病気のあるワンちゃんのトリミングは
なるべく早めに終われるように
優先順位を決めて、今しなくても大丈夫な事はその日はやめておきます。
気温や気候もハイシニアや病気のあるワンちゃんには影響があります
そんな日になった場合は予約を変更して頂く事もあります
毎日、ご自宅で過ごしている様子が同じと思っていても
・ご飯の量が減った など、どんな小さな変化でもトリミングの際には
教えて下さい。
せっかく予約したのに~と、飼い主様は不満に思われるかも分かりませんが、様子次第ではトリミングが出来ない場合もあります。
うちの看板犬 ひめも17歳を過ぎました
15歳までは、毎月2回シャンプーしてましたが・・・今は毎月シャンプーもできてないかな
シャンプー中にフラつくので、お天気が良い日を選んで
ささっとシャンプーです
お顔を触られるのもイヤイヤだし、足を触られるのイヤイヤで
ひめも立ってもらうのに補助具を使って爪切りしたりです
みんなシニアになると出来ない事が増えてきます
飼い主様とトリマー
出来れば獣医師さんも連携してシニアのワンちゃんが
少しでも快適に過ごせるといいですよね
*シニア・持病のあるワンちゃんのトリミングは無理しない事が大切です
長々となってしまいましたが、何か伝わるといいな