ロクデナシ ~風俗嬢の夢~
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アキナ

アキナとは中学校が同じで、特別仲が良かった。


高校は別々だったが、それでも週に2、3回は会ってお互いの事を報告しあっていた。


アキナは高校に進学したものの、半年足らずで中退。


性格は自由奔放で明るく、どこか影響力があって、笑顔が可愛らしい、憎めない子。


私は暗いわけでもなく、明るいわけでもなく、平凡な自分が嫌いだったので、


わがままな彼女に振り回されつつも、私はその愛らしいキャラに憧れていた。

きっかけ

「最初は軽い気持ちだった。」


ありがちな不純な動機。
シンプルで素直な動機。






高校生活にもとっくに慣れた、2年生も終わりが近い17歳の冬。


私はいつものようにアキナと2人でいた。


すると、アキナはいつもの笑顔とは違う真剣な顔つきになって切り出した。


「あたし、デリヘルで働いてるんだ。」


私はよく意味が分からなくて、ポカンとしていたら、アキナが続けた。


「デリバリーヘルス。風俗だよ。」


その言葉を聞いてもピンとこなかったが、風俗という単語から何となく想像がついた。


「一緒にやってみない?」






始まりはあまりにも些細だった気がする。