局所麻酔

　14歳のｼｭﾅｳｻﾞｰの子で体表に3ｃｍ程度の腫瘍ができています。全身状態があまり芳しくないことと、飼い主さんの希望、本人がおとなしい等、諸々の条件により局所麻酔での摘出になりました。多少は動いてしまうので、やりづらいのですが痛がることなく無事終了しました。ＱＯＬの向上につながってくれると良いですね。

一長一短

猫ちゃんの当院での避妊手術方法は2通りあります。卵巣だけをとる方法、卵巣、子宮両方とる方法。どちらも避妊手術なんですが、一長一短があります。
　卵巣だけの場合：手術の時間が短い（全部摘出するのに比べて）、傷が小さくて済む。反面、子宮が残っているため子宮系のトラブルが１００％ないとは言い切れない（通常は手術後残っている子宮は縮まってしまうので問題ないとされている）。
　卵巣と子宮もとってしまう場合：卵巣も子宮も摘出してしまうので子宮系のトラブルがない。子宮がなくなることで尿失禁が出ることがある。傷口が卵巣だけの方法に比べて大きくなる。
注意：犬の場合は両方取った方がいいです。

高齢化

　動物の世界も高齢化の波が押し寄せてきてます。フードや獣医療の進歩のたわものだとだと思います。その反面、生活習慣病や腫瘍なども増加しております。写真の子も乳腺腫瘍ができてしまい、腫瘍摘出手術と避妊手術も行いました。麻酔薬、各種ﾓﾆﾀｰなどの進歩により、比較的安全に手術が行えるようになりました。

べがちゃん

　今日は生まれたての子猫を保護し育てている方のブログの紹介です。やっと目が開いたみたいで、すくすくと育ってくれればいいのですが。大きくなったら里親を探すようなのでその時はご紹介させていただくかも。そんなブログはこちらから

夏の風物詩？

　夏の風物詩のようで、猫の丸刈りです。今回は麻酔をかけての処置なので、比較的スムーズにことが進みます。麻酔薬も進歩しているので覚醒する注射を射つと今まで寝ていた子がしゃっきりと起きてきます。短時間の処置や日帰りの簡単な手術に有効です。

アルウェンちゃんの成長日記 完結編

　今日は一回目のワクチンで来院です。最初の頃と比べると大分しっかりしました。病気などせず元気に育って欲しいですね。これで、アルウェンちゃんの成長日記は終了です。また、突然登場するかもしれませんが、アルウェンちゃんファンの皆様ご声援ありがとうございました。

現在の体重：880ｇ

ﾎﾞｸｻｰ

　右前足の人間で言うところの親指の爪が折れてしまっての来院です。おとなしければ局所麻酔でやるのですが、何分ﾎﾞｸｻｰなので体が大きいのと痛みが強いため軽い鎮静麻酔をかけ処置をしました。写真は麻酔からさめてきたときのものです。右手に包帯巻かれちゃってます。いつみてもﾎﾞｸｻｰってかわいい顔してるなーと思います。

マハマハ日記

　マハマハ日記とは当院に通われているマハロちゃん、ビンさんのブログです。今ビンさんが尿管結石、膀胱炎で治療中です。早く良くしてあげたいなぁと思います。やっと落ち着いてきた感があるので、もうひとふんばりかな？

マハマハ日記へはこちらから

ウサギの毛球症

バタバタしてたら更新が久しぶりになっておりました。写真はウサギさんの胃から取り出した毛球です。基本的には内科療法をして反応がない場合は、今回のように外科的に摘出するしか方法がありません。ただ、腸管をいじることは捕食動物であるウサギさんには非常にリスクのある手術です。お腹の縫合も糸をかじらないように埋没しなければいけません。

かわいこちゃんホテル

　かわいこちゃんがホテルに来たので写真を一枚撮らせてもらいました。手前がバニラちゃん、奥がミルキーちゃんです。初めてのホテルでドキドキのようです。