ズキン

痛む頭をさすりながら携帯を手に取る
友達からは3件LINEが入っていた
【無事家についたー?】
【大丈夫なの?】
【目が覚めたら連絡して!】

《おはよう》

そうLINEするとすぐに電話がかかってきた

「おはようじゃないわよ!もうお昼よ!」
『ごめん、飲み過ぎたみたい』
「本当よ!心配したんだからね!」
『本当ごめん!頭いたーー…』
「まぁ、無事に家に着いたなら良かったわ!」
『無事にって、みかが送ってくれたんでしょ?』
「何言ってんの?ほんとに覚えてないの?」
『え?どういうこと?』

「だって、あんた、1人で先に店を出ちゃったじゃない!心配してたのよ!」

『あーーー……』


店を出てすぐ酔いが回ったのか気分が悪くなってうずくまっていて…あの人がきて…私を抱き抱えて…


『あーーーーーー!?』

「どうしたの!?」

『え?ううん!なんでもない!大丈夫!大丈夫!』

「まあいいわ!とりあえず今日はゆっくり休んで、またね」

『うん、またね』




私、あの人と一緒だった

でも、どうして?

記憶が曖昧で思い出せない

ただ思い出すのは、くしゃっと笑うあの笑顔

がっちりした腕…



思い出そうと考えているうちにまた眠りについてしまった