2回目のデートは川下りに行くことにしました。私は幼稚園以来なので、とっても楽しみにしてました。
しかし、デート前日の朝、彼からメールが来ました。
「風邪引いて熱が出してしまった。今日、会社休んで治すつもりやけど、さすがに川下りは冷えるけん、別の場所にしていい?」
私は唖然としました
「一社会人が、会社は休んで、デートには行くって何事??信じられん」
とはメールできないので、
「風邪引いとるなら、悪化したらいかんし、延期しよう」と優しめにしました(笑)
次の日、彼からメールが来ました。
「熱が上がってしんどいですでも頑張って治します」
デートの約束していて、中止になった私には予定がない。ここで私の中の天使と悪魔の会談が始まりました。
「熱が上がってしんどいと言ってる人を目の前に、無視していいとかいな…」
「よかろう。付き合ってないんだし無視しとって」
「でも一人暮らしで、食料もないって言うし、お見舞に行った方がよくない?」
「行かんでいいよ。好きって勘違いされるよ!!」
「確かに…まだ二人で会ったの一回目やし、いきなり家に行くのはねぇ…」
「そうよ。まかり間違って襲われでもしたらどうすると?」
「いや、さすがにそういうタイプの人じゃないよ…」
と悩みつつも、頭がグルグルしてきたので「よし、彼に任せよう!!」ってことでメールしてみました。
私「もししんどいなら、何か買って持っていきましょうか?」
彼「それは申し訳ないけど…でも甘えさせてもらおうかな」
意外にあっさりお見舞決定してしまいました
そして私はその頃まだ慣れてない食料の買い物をし、薬局で冷えピタやビタミン剤等を調達。買い物だけで疲れてしまった
初めて行く彼の家。彼女でもないのに、お見舞に行ってる自分が恥ずかしくなって、本気で引き返そうかと思いました。今までこういうことしたことなかったんで…
そんなこんなで悩みながらも、無事彼の家に到着。玄関で荷物渡して帰ろうとも思ったけど、一緒に昼ご飯を食べようってことだったので、一緒にお惣菜を食べました。
病気中ともあって、彼の頭は爆発、よれよれのジャージにメガネかけて、かなりのダサ男でした(笑)
もちろん襲われることなく、ご飯食べて帰りました。
このお見舞がきっかけで、彼は「俺のこと好きやけんお見舞に来てくれた」って勘違いして、私のことが気になり出したらしいです。でも実際は、ダサ男姿の彼を見て、恋心は生まれてなかったんですよねぇ(笑)
でも、このお見舞の日から毎日メールするようになったんで、間違いなく付き合うきっかけになりました