本日は、アメリカの老舗ウォルサムの1960年代製ビンテージのアラームウォッチです。

 

アラームウォッチは、ヴァルカンのクリケットが有名ですよね。

ヴァルカンは腕時計では世界初のアラーム機能付きキャリバーCal.120を開発し、

クリケットの名前で販売しました。

 

トルーマン、アイゼンハワー、ニクソンなどアメリカの歴代大統領も愛用していて、

プレジデントウォッチなどとも呼ばれます。

 

このウォルサムも同じキャリバーCal.120が使われています。

 

使い方は、2時位置のトリガーでアラームのオ&オフのセッティング

3時のリューズは上に巻くとアラームのゼンマイ、下に巻くと時計のゼンマイが巻きあがる

という面白い機構になっています。

 

ちなみにクリケットというのは、「コオロギ」です。

アラーム音をコオロギの鳴き声に例えたことによります。

実際の音色は、「ジリジリィー」というような感じですかねw

 

アラームはハンマーで裏フタを内側から叩くことで発生します。

裏フタは二重構造になっており、アラーム音をより響かせるために穴が開いております。

 

 

このウォルサムのアラームはなかなかレアものです。

以前にアンティーク時計専門店に着けていったところ、

「見たことない」とそこの店長さんも驚いておりました。

 

 

文字盤、ケースのデザインが素晴らしいです。

数字の無いシンプルなフェイス、アローのアラーム針の先端はブラック、

ロゴやALARMの入れ方も素敵です。

 

そしてレイルウエイのインデックスはなんと一体型のアプライドです。、

エンジンターンのベゼル、ツイストラグとちょっと他にはない素敵なデザインの時計ですw