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 少年が木から降りてみると、そこにはなんとびっくり、らいおんがよこたわっていました。

        少年は悪い夢でも見ているのかと、自分の目を疑いましたが、そこには現実があるだけです。


        これはやばい・・・・。たまたま気分転換できた森で、まさかこんなことになるなんて、と少年は


        あせりながらも、まだ気づかれてはいないこのらいおんからどうやって逃げようかと考えています。


        


        少年は、そ~っと、その場から離れようとしたとき、まさかまさか・・・枯れ枝をふんでしまった。 


        「パキッ!」・・・・・・・・・・・・。


        冷や汗と、緊張でゆがむ顔をゆっくりとらいおんのほうに向けると・・・・・。


        


        少年に気づいたらいおんがこちらをみていました。


        


        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。しばらく、静寂の中少年とらいおんは見つめ合っています。




        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。この緊張に耐え切れなくなった少年は思わず口にしました。


        「こっ・・・こんにちわ・・・。」


        


        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。らいおんは、ただただ、少年を見つめているだけです。


        そして、「ガウー、・・・・ガウー・・・・・。」と、らいおんにしてはやけに弱弱しい声でないています。


        


        少年は、らいおんの不自然な様子によくよく見てみると、らいおんが足に怪我をしていることに


        気づきました。


 


        「らいおんさん、きみ、あしに怪我をしているじゃないか!」


        らいおんの怪我に気づいた少年は、今までの恐さを忘れらいおんに近づきました。




        らいおんは、少年に警戒する素振りもなく、ただただ見つめています。


        


        少年はらいおんの足に突き刺さった人間の罠をはずしてあげました。


        その傷の深さは、この凶器がらいおんに突き刺さった時のことを想像したくないほどのものでした。


        


        らいおんは、罠がはずれた安堵からか、すこしおだやかな表情になり、横たわっていた切り株から


        ぴょんっと飛び降りると、すこし歩いてから、少年の方に振り返り、一礼をして森の奥へ消えました。




        (つづく)
























  

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少年は日々の仕事の忙しさに、自分を見失っていた。靴を作れども作れども何もしていない衝動に駆られていたのです。親方には相変わらず怒鳴られます。もっとつくれ、早く作れ、と。


少年は久しぶりの仕事の休みに、気晴らしに街から離れ散歩に出かけました。いつもいつも、靴のことばかり考えていた少年にとって街の外の世界はとても新鮮でした。 「あ~、久しぶりだなぁ、仕事のことを気にしないでいられるのは。」


ずいぶん歩いたか、しばらくすると森が見えてきました。気分が晴れてきた少年は迷うことなくもりのなかへ散歩の道を進めました。


森は静かで、木々の葉が風に揺れる音や虫の声は 、少年の知る街のざわめきや、雑踏とはまるで世界が違っていました。


少年は自然と無心でした。そして、なんのかんがえもなしに登ってみた木から見える景色に、はっ・・・と我にかえりました。


「あれが街か・・・。あの中でいろんな人がいろんな思いをしているんだろうなぁ・・・。」


少年は街を見つめながら しばらく感慨にふけっていました。


すると、何やら木の下から声がします。


「ガゥーガゥー」 と何やら動物が弱っている声のようです。


(つづく)
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森は静かであった。昨晩降った雨のしずくが木々の葉々から滴る音さえ聞こえそうであった。


らいおんはいつものように森を徘徊している。バキバキッと折れ枝をふみあるく音さえ動物たちは恐れおののき、息を潜めてはらいおんが遠ざかるのをまつ。


らいおんは森の動物たちから恐れられている事を知ってか知らでか何も気にはしていない。森の中で孤立していることも。

そんな中、らいおんがいつものように森を歩いていると、森の不審な様子にきがつきました。なにやらいつもの森の雰囲気と違うのです。らいおんはなにやら気配を感じ、あたりを警戒していると・・・・・。


ガキーン!!


あたりには今までに聞いたこともないような音が鳴り響き、と同時にらいおんの凄まじい声が森にけたたましく轟いた。

「グオァーー!!」


らいおんの腕には人間の仕掛けた鋭い刃の罠が深く突き刺さった。


(つづく)
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街はにぎわっていた。人と人とが行き交い、この地上をおおいつくすのではないかと思われるほど活気にあふれていた。


市場では、食べ物があふれ、それをもとめて、またひとがあつまる。一方では、みんなの興味をひいては一儲けしようと、大道芸人がひとをあつめる。


そんな街の大通りから路地をぬけ、そのまた路地に入ったところに小さな靴工房がありました。


少年はくつ職人を目指して働いています。くるひもくるひも靴を作り続けていました。少年はよく働きました。次々と靴を作っていきます。


その靴工房は、主に一般的にはかれる靴を作っていました。普通の靴は需要があるので街ではよく売れます。少年はつぎつぎと靴を作ります。


しかし、ある時少年は工房の親方に言いました。「親方、ぼくはこんなありきたりな靴を作りたいんじゃないんだ。もっと・・・もっと、はいただけで幸せになれるようなくつがつくりたいんだ。」


親方は言いました。
「そんな靴はありゃしないよ、そんな事考える暇があったら、確実に売れる普通の靴をもっとつくるんだよ!」


少年は靴を作り続けました。「ぼくは一体なにをしているんだろうか・・・。」

(つづく)
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このお話はわたしがある森で出会ったらいおんの話である・・・。



空はあおく、すんでいた。雲はそのあおをおおいつくそうとするが、その空は果てしなく高かった。


空のひかりは燦々とふりそそぎ、そのあおさを大地に咲かす。


森はまるでそらのあおさそのものであり、さらに、深かった。



らいおんはその森にすんでいた。らいおんはとても怖い存在で、森に住む動物たちはあまり近づこうとしなかった。


時折、聞こえてくるらいおんのホウコウ(鳴き声)は、森中に響き渡ります。森から離れた街にも届くかのようにその声はそらたかくまでも鳴り響いた。


(つづく)

ご無沙汰しております。みなさんいかがお過ごしでしょうか?

わたくしも、何かと時を刻んでおり、なかなか絵を描くことがあとまわしなっています。


はてさて、そんな具合ですが、描こうかなと、ふと思い切りはじめた今日この頃でもあります。

そういうこと、何度目か。と自分でもおもいます。


さて、告知というわけでもありませんが、今日より、約一ヵ月後の4月17日より、

絵本とまではいきませんが、全10話ほどの絵本・・・紙芝居?のようなものでも、

連載したいと考えております。


詳細は、おってご報告します。


よろしくおねがいいたします。



P.S  最近はまっているドラマ、薔薇のない花屋は、先がきになってしょうがないです。

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そのむかしおばあちゃんがいっていたのを思い出した。


少年はかたずをのんで見守った。決して夢ではないと信じる自分と、夢かもしれないと疑う自分の葛藤の中で。


確かにこれだ。


少年は自分の気持ちを信じることにきめた。