2016年の秋頃から冬にかけて
食欲減退が続いた菜々子。
12月はじめまでは
食欲が無いながらも
一日一食をなんとか
食べるような生活をしていました。
症状も「食欲減退」だけだったのですが
時が経つにつれて状況が悪化していき
1月に入ると全く何も食べない日が
出てくるようになりました。

食べない日が続くと
もちろん体重も落ちていきます。
ポチャっと丸いフォルムだった菜々子が
抱き上げるたびにだんだん
軽くなっていくのが分かりました。

12月頃の菜々子↓


1月になってからは
食欲減退の他にも症状が出てきて
食べない日が続いたので
便が毎日出なくなって
2日に1回、3日に1回になり
トイレに行きたいと言う回数が多くなり
今までは3時間に1回ほどだったのが
1時間に1回行きたがるように。
そして水をとにかくよく飲みました。
そんな様子を見ていて
さすがにおかしいと家族全員が思い
病院に連れて行くことを決めました。

病院に連れていく当日の朝
ちょうどM先生が母の仕事先のお店に
買い物に来て母と話ができました。
先生も病気の治療と影響から
痩せられていました。
母が菜々子の様子をM先生に伝えると

「僕が菜々子を見てあげられたら
いいんだけどね...できなくて申し訳ない...
だけど話を聞いた限り普通ではない
他の病院へ連れて行ってみてほしい」

と、M先生が
“本当は見てあげたいのにごめんね”
と申し訳なさそうに言ってくれたそうです。
M先生自身、大きな病気を患い
辛い治療と入院を繰り返されている中
菜々子を気にかけてくれて
とてもありがたいと思いました。

そして2017年1月13日
母の仕事終了後
菜々子を隣町の病院へ
母と祖母が連れていきました。
(初めて受診する病院でした)
私は娘がいたため家に残り
母から結果の電話がくるのを
携帯を握りしめ時計を何度も見ながら
待っていました...。

携帯のネット検索で
菜々子の症状を調べ
私の頭の中には「腎不全」の言葉が
すでにありました。

そして犬の腎不全が治らないこと
発見が遅れれば死が近いこと
腎不全の末期症状の
尿毒症になるとどうなるか...
同時になぜもっと早く
病院へ連れて行かなかったのかの後悔
まだ結果の電話が来ていないうちに
家で菜々子の写真を見ながら
ワンワン泣いていました。
「菜々子ごめんね」
と何度も思いながら...

そして母から結果の電話がきます