菜々子に腎不全の前兆が出てきたのは
2016年の秋頃のことでした。
抜歯手術をしたのが6月
そして手術終了後は
本当に元気に暮らしていました。

ですが夏の終わりから秋頃にかけて
菜々子の食欲がだんだん無くなって...
その頃すでに13歳でしたので
年をとれば食欲も無くなってくるか と
私達家族は最初の方はあまり
菜々子の食欲が無くなってきたことを
気にしていませんでした。

菜々子は若い頃は肥満(7.8キロ)で
その時からずっとロイヤルカナンの
満腹サポートを食べていました。
満腹サポートに切り替えてからは
体重6.7~6.8キロくらいをキープ
体重だけ見ればすごく
おデブちゃんに思えますが
肋骨はさわれました。
ポチャっとしたフォルムでしたが😓
それが子宮蓄膿症の術後
また少し太ってしまい体重7.3キロほどに...

ロイヤルカナン満腹サポートは
一日 朝晩の2回(各40グラム)
運動が嫌いとかもなかったし
おやつを食べさせすぎてるわけでもなく
(おやつは低脂肪のもの)
M先生のところで一度
「なぜ菜々子あまり痩せないんでしょう...」
と聞いたことがありました。

M先生は
「子宮蓄膿症の術後は
どうしても太りやすくなっちゃう」
と説明してくれました。

そして そんな肥満の菜々子でしたが
食欲が無くなっていくと共に
当然ですが体重も減っていき...
7.3キロが6.8キロ
そして6.5キロ
そして6.3キロ...
と冬にかけだんだんと痩せていったのです。

秋頃までは“食欲がない”だけでした。
ご飯を完食しなかったり
朝の分を昼過ぎ~夕方にようやく食べたり。
でもまだ食べていた。
だから私達は安易に
「年のせい」と思ってしまいました。

そしてこの頃
私と母も菜々子のことで揉めました。
「こんなにご飯食べないなんて変
絶対 様子がおかしい!!!」という私と
「老犬になってきたら
食欲がなくなるのは当然のこと」という母。

私は結婚して実家を出ていたので
(家は徒歩10分ほどですぐ近く)
「まあずっと家で見ている母が
1番に菜々子のことを分かってるよな」
と私も母との喧嘩を避けたくて
あまり菜々子のことを
深く強くは言えなかったところがあります。


菜々子がご飯を食べないことが心配で
私も何度も実家に行っては
なんとか菜々子が
ご飯を食べないかな~と
ロイヤルカナンをお湯で
ふやかしてから与えてみたり
ササミを混ぜてみたり...

もちろんその心配は母も同じで
母も缶詰を買ってきて与えてみたり
手からご飯をあげてみたり
食べさせたい・食べてほしいと
思う気持ちは私も母も同じでした。

それでもまだ12月初め頃までは
全く何も食べないわけではなく
おやつを食べたり
ご飯もなんとか一日一食ほどは
食べてくれていました。
食べた日は本当に安心して
母や祖母から「今日は食べたよ」と
連絡が来るとホッとしたのを覚えています。