普通で
平凡で
どこにでもいるような家族。
何の変哲もない家族。
今までもこれからもそのはずだった。
お父さんとお母さんが人為的に出会って結婚。
お兄ちゃんが生まれ、私が生まれた。
誰が欠けることなく、みんながお互いを当たり前と認め
これまで暮らしてきた。
何がきっかけかと聞かれれば
そんなものはないと答える。
ではどうしてと聞かれれば
なんとなく、と答える。
みんな不思議がる。
おかしな目で私を見る。
どこかおかしいんじゃないかと心配する。
私は私の意思で”ドロップアウター”になることを決めたんだ。
誰に何といわれようと私は私の道を行く。
ちょっとした遠回りだ。
行き止まりに遭ったら帰ってくるから。
しばし寄り道をさせてよ、お母さん。