中3の娘ですが、子宮頸がん(HPV)ワクチンを接種してきました。

HPV(ヒトパピローマウィルス)ワクチンは、HPVによる子宮頸がんの原因の50-70%を防ぐことができ、HPVによる他の病気も予防してくれます。


現在、公費では、小6~高1の女の子が受けられます。

副反応が取り沙汰され、積極的には勧められていないワクチンで、接種を見送り、様子を見てきました。


数年前の名古屋スタディという調査では「副反応症状とワクチンの関連性は認められない」との結果があること。

また、ウィルス感染学の研究をやりたいという息子が「僕もHPVワクチンやりたいくらいやぞ」と後押ししてくれて、娘とわたし(保護者)の決意が固まり、接種することにしました。

ちなみに、公費対象外の人は(男性も)自費で受けられるようなので、息子も近々受けさせようと思っています。


心配していた副反応ですが、娘は、接種直後に注射の痛みのストレスのせいか?めまいで診察室の椅子から立ち上がれず、少し院内のベッドで休ませてもらいました。

あとよくある副反応の、接種した部分の腫れと痛みがありました。


計3回受ける予防接種ですが、2回目を受けさせるのを、わたしはちょっと躊躇してしまう気持ちになりました。

が、意外に娘は冷静で、「説明書に書いてあった副反応だから想定内だし。2回目も受けるよ」と。

このたくましさが、不登校であっても娘を信頼できるところだったりしています。


現在の公費で受けられるHPVワクチン(ガーダシル・サ-バリックス)より、多くのHPVを予防できるHPVワクチン(シルガード9)が昨年日本でも承認され、数年以内にはこのワクチンが対象者には公費で接種できるようになるのではと言われています。

医療の進歩…子宮頸がんだけでなく、他のがんも予防できる日が来ること、願ってやみません。