6/5(日) 15:29配信
tbc東北放送

2022年4月、仙台市内の商業施設の女子トイレに侵入したとして会社員の男が逮捕されました。

建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、仙台市宮城野区の会社員の男(47)です。
警察によりますと会社員の男は、4月2日の午後5時45分頃から午後7時5分頃までの間、青葉区にある複合商業施設の女子トイレに侵入した疑いが持たれています。
会社員の男は個室に入っていましたが利用者に目撃されて犯行が発覚しました。
侵入した理由について当初は「具合が悪かった」などと話していたということですが、その後の警察の調べに対して、性的欲求を満たす目的で侵入したという趣旨の供述をし、容疑を認めたということです。
警察が、当時の詳しい状況を調べています。
酒を飲んで運転か
6/2(木) 20:24配信
東海テレビ

 愛知県春日井市で6月2日未明、単独事故を起こしたまま車を放置して逃げたとして、名古屋を拠点に活動するお笑いコンビ「オレンジ」の泉聡容疑者が逮捕されました。

 逮捕されたのは、名古屋を拠点に活動するお笑いコンビ「オレンジ」の泉聡容疑者(50)です。

 警察によりますと、泉容疑者は6月2日午前0時半ごろ、春日井市内で車を運転中にガードレールに衝突する事故を起こしたにも関わらず、車を放置してそのまま逃げた疑いが持たれています。

 泉容疑者はその後、午前中に警察署に出頭しましたが、その際の検査で基準値は下回るものの、アルコールが検出されたということです。

 調べに対し、泉容疑者は「間違いありません」と容疑を認めていて、警察は、酒を飲んで運転したことを隠そうとした可能性もあるとみて調べています。
長いこと当校に縁のある人は、私がすき家を好まないために全然利用しないことを知っています。

私が好む牛丼チェーン店は吉野家と松屋のみ。

なぜ?

プラックを感じていたからです。

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牛丼店強盗の9割「すき家」 警察、異例の防犯要請
2011年10月13日 10:05 (2011年10月13日 13:35更新)
日本経済新聞

今年1~9月、全国の牛丼チェーン店での強盗事件は未遂を含め71件発生し、うち約9割の63件が「すき家」で起きていたことが13日、警察庁の調査で分かった。同庁は「防犯対策を求めてきたが改善されていない」として、すき家を展開するゼンショーホールディングスの責任者を同庁に呼び、防犯体制強化を文書で要請した。
警察庁が民間の一企業にこのような要請をするのは異例。各都道府県警にも13日、すき家各店に警察官を派遣して防犯指導を行うよう指示した。同庁によると、昨年1年間では68件のうち58件がすき家で、今年は9カ月間で昨年を上回った。
警察庁は、すき家が狙われる要因を(1)夜間はアルバイト1人(2)店内に多額の現金を保管(3)レジが出入り口直近に1台のみの店が多い――などと分析。店員が多くレジが分散している「吉野家」は今年の被害は6件で、券売機がある「松屋」は被害がないという。
同庁は昨年11月、ゼンショーに口頭で防犯強化を求め、各都道府県警も繰り返し要請したが、今年6月、被害に遭った店の改善状況を調査したところ夜間の単独勤務が続けられているなどほとんどの店で改善がみられず、12日、夜間の勤務体制強化や現金の適正な管理、防犯設備の設置や活用を文書で要請した。〔共同〕

「すき家」を展開するゼンショーホールディングス広報室の話 
文書の内容について検討し、警察庁に回答する。


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牛丼「すき家」 過重労働の実態明らかに
[2014/07/31 21:04]
テレ朝news

 牛丼チェーン「すき家」の過重労働の実態が明らかになりました。

 ゼンショーホールディングスの牛丼チェーンのすき家では、人手不足などにより休業が相次いでいます。問題を受け、第三者委員会が調べたところ、過重労働の実態が明らかになりました。アンケート調査では、アルバイトの8割が労働環境に対して不満があると答え、労働時間通りに申告しても上司に改ざんされることがあると答えた従業員もいました。また、報告書は、過重労働が7件の交通事故の発生要因になっていたことを明らかにしました。第三者委員会は経営幹部に対し、企業としての在り方を再検討すべきだと厳しい提言をしました。ゼンショーホールディングスの小川賢太郎会長は、労働条件に問題があったことを認めたうえで、労働環境の改善を最重要課題として進めるとしています。しかし、すき家では現在、長時間労働に対する絶対的なルールがなく、経営幹部の抜本的な意識改革も必要となります。


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月500時間労働、多忙で2週間も家に帰れない… 「すき家」過重労働の報告書に誰もが驚愕
2014年08月01日20時34分
J-CASTニュース

イルカ・クジラが描く虹をモチーフにした"G-SHOCK"&"BABY-G"
牛丼チェーン「すき家」について、第3者委員会の報告書が明らかにした過重労働の実態に、ネット上などで驚きの声が上がっている。運営会社のゼンショー側は、真摯に受け止めて今後は改善すると強調するが…。

すき家で労働問題が噴出したのは、2014年2月ごろから「人出不足閉店」が相次ぐ騒ぎになったことからだった。手間のかかる「牛すき鍋定食」にアルバイトのクルーらが悲鳴を上げていたとされ、ゼンショー側が5月7日に第3者委(委員長・久保利英明弁護士)を設置して労働環境改善に向けた調査を始めるまでになった。

過労死レベルとされる月100時間超の残業
その調査結果は、7月31日になってゼンショー側から発表された。49ページにまでわたる報告書は、社員やクルーらの生々しい声に満ち、店舗での過剰労働ぶりがかなり詳細に記されていた。

報告書によると、すき家は、「閉店騒ぎ」のかなり前から過重労働が続いていた。過労死レベルとされる月100時間超の残業が、社員ではしばしば100人を超え、クルーに至っては、常に数百人もいた。そして、社員やクルーには、なんと月500時間も働いたケースがあったほか、多忙で2週間も家に帰れないということもあった。

24時間連続で働くことを「1回転」と呼び、ほとんどの社員が経験していた。閉店騒ぎがあったころ大雪が2回もあったが、帰宅できないクルーが2回転連続で、すなわち48時間も働くことが多数生じた。こうしたことから店舗で辞める人が続出し、人手不足閉店にもつながっていった。

少ない休みの日は、店舗が24時間営業であることから、社員が深夜もクルーからの携帯電話の対応に追われ、眠れることもままならなかったという。社員のプライベートはないような状態で、しかも、その時間は労働時間にカウントされなかったというのだ。

経営者を基準にしたビジネスモデルに限界
深夜の1人勤務体制は、すき家では「ワンオペ」と呼ばれ、その場合、6時間以上の連続勤務になっても、トイレ休憩の時間さえ確保できなかった。また、店内に1人しかいないことで清掃作業が疎かになり、不衛生な状態だったともいう。強盗が多発していたことから、ゼンショー側は、順次解消するとしたが、導入されてもすぐに戻されたりしていた。

こうした過重労働の結果、うつ病になったりして退職する社員も相次いだ。居眠り運転による交通事故も多発していたといい、3回も事故を起こしてケガをして入院した社員もいた。

しかし、こうした情報を得ても、小川賢太郎会長兼社長ら経営幹部は、「できる社員=自分」を基準にした対応を世代も能力も異なる部下に求めるという、無理のあるビジネスモデルを押し通そうとした。第3者委で「営業時間を短縮するという話は?」と聞くと、ある幹部は「ない。考えたこともない」と拒絶したという。

今回の報告書では、結論として、このビジネスモデルが壁にぶつかったとし、その根本的な転換を求めている。もっとも、この状況を自覚しているから、小川社長らが第3者委を設置したと評価もしている。

ネット上では、報告書の内容について、「店舗数順調に増えてるのに社員全く増えてないのが凄い」「下手なホラー小説より100倍怖いわ」「まるで牛丼売ってる蟹工船」といった驚きの声が出た。一方で、「第三者委員会が事実をえぐりだして拾ってくる努力は素晴らしい」「ここまでの覚悟で自らの非を認めることのできる企業って少ないんじゃないだろうか」との感想もあった。

ただ、報告書を出しただけで、終わりではないのはもちろんだ。報告書では、過去の会社の対応について、「調査があったが改善されている感じがしない」との声もあり、着実な改善が求められそうだ。


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2014.08.16 00:10
Business Journal

すき家、ワンオペで強盗被害数断トツ 約3年前に警視庁が一斉調査するも解消せず
文=編集部

 7月6日、牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーホールディングス(HD)は、2015年3月期の連結最終損益が、従来予想の41億円の黒字から13億円の赤字になる見通しだと発表した。売上高予想も従来の5379億円から5250億円に、営業利益予想も同159億円から80億円にそれぞれ下方修正した。その要因は、以前より問題視されてきたすき家の深夜の1人勤務「ワンオペ」廃止により、一部店舗が深夜営業を休止したり、店員を確保できず一時閉店に追いやられる店舗が発生していることによる。
「『昼夜を問わず、生活のすべてを捧げて働き、生き残った者が経営幹部になる』というビジネスモデルが、その限界に達し、壁にぶつかったものということができる」

 7月、すき家の労働環境改善に関する第三者委員会(委員長・久保利英明弁護士)はこのように指摘し、調査報告書でビジネスモデルの抜本的改革を迫った「ワンオペ」の早期解消や経営陣の意識改革を強く求めた。

 報告書によれば、ゼンショーは2012年度以降、時間外労働などで64通にも上る是正勧告書を労働基準監督署から受け取っているという。さらに恒常的に月500時間以上働いていた社員や、2週間帰宅できなかった社員がいたことなども明らかになった。第三者委は「すき家の運営は法令違反であることはもとより社員の生命、身体、精神に危険を及ぼす重大な状況に陥っていた」と認定。「過剰労働問題等に対する“麻痺”が社内で蔓延し、『業界・社内の常識』が『社会の非常識』であることについての認識が全く欠如していた」と経営陣の認識不足を厳しく指摘した。

 全国に約2000店あるすき家は、店員1人が接客から調理、後片づけ、会計などすべての仕事をこなす「ワンオペ」と呼ばれる深夜勤務体制を取っている。「ワンオペ」への不満がくすぶるなかで、2月にはライバルの吉野家が大ヒットを飛ばした鍋メニューに倣い「牛すき鍋定食」を導入した。牛丼をサービスするより数段に手間がかかるため、アルバイト店員が次々と辞めていった。

 その結果、ゼンショーの労働環境に対する批判が強まり、アルバイト店員を補充できなくなり、今年4月には最大で123店舗が店を開けられない状態となった。このため小川賢太郎会長兼社長は4月28日、第三者委員会を設置し、改善策の提示を求めた。報告書の提出を受け記者会見した小川氏は、深夜に1人勤務になっている状態を解消する方針を打ち出した。

●11年に警視庁が一斉調査
 第三者委員会の指摘を受けゼンショーは8月6日、9月末までに前述のワンオペを解消することを決定したが、このワンオペこそが1982年の創業から30年以上たったゼンショーの急成長を支えた大きな要因のひとつだった。

 外食チェーンの店舗運営では、調理と接客の最低2人が必要だとされている。ちなみに競合他社の吉野家は、客数が減る深夜帯でも最低2人を配置している。一方、すき家は深夜のシフトが始まる午後10時頃から一部の店舗でワンオペが行われ、翌朝9時頃まで孤独な作業が続く。たった1人で仕込みから注文、調理、レジ、清掃もすべて行わなければならない。売り上げの大きい店舗では深夜でも複数の人員が配置されるが、本社が決めた売り上げ目標を達成できない店舗は、首都圏でもワンオペが敷かれる。


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前回の騒動から8年経ちました。

果たしてすき家は変わったのでしょうか。

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「妻は厨房で倒れ、3時間放置されて死んだ」牛丼チェーン「すき家」パート女性が"早朝ワンオペ勤務中”に突然死していた!《再び起きた"ワンオペ”の悲劇》
6/1(水) 14:33配信
文春オンライン

「妻は仕事が”ワンオペ“であることをよく愚痴っていました。洗い物をして、調理して、レジを打って……。『仕事量が多い、1人でこんなに対応できるか』と。妻は倒れた後、3時間以上放置されていました。もっと早く発見されていたら助かった可能性もある、そう思うとやはり悔しいです」

 1月17日明け方、名古屋市にある牛丼チェーン店「すき家」で、パート女性の山田加奈子さん(仮名・58)が、1人で店舗を切り盛りする”ワンオペ“勤務中に倒れ、3時間放置された後、死亡していたことが「文春オンライン」の取材でわかった。加奈子さんの夫である直樹さん(仮名・46)が取材に応え、「妻の無念」を語った――。



昨年12月に牛丼値上げも顧客のつなぎ止めに成功

「すき家の牛丼♪」のCMがなじみ深い「すき家」は日本最大の牛丼チェーン店の一つだ。親会社のゼンショーホールディングスがコロナ禍での営業時間短縮などの影響を受け、売り上げを思うように伸ばせずにいる中、「すき家」は2021年度の売上高で前年比109・5%を達成するなど、業績好調を維持している。全国紙経済部記者が語る。

「昨年、牛丼チェーン大手各社は、輸入牛肉の高騰を受け、主力商品である牛丼の値上げに踏み切りました。すき家も昨年の12月に牛丼・牛めしを値上げした。しかし、同じ月に鶏肉を使った新メニューを販売開始、これがヒットするなどして顧客のつなぎ止めに成功しました」

 実際、「すき家」はコロナ禍で飲食業界全体が深刻な人手不足に陥るなかでも店舗数を拡大し、2022年4月現在で国内最多1940店舗を誇る。グループ全体ではパートやアルバイトを含め、10万人以上の従業員が働いており、親会社のゼンショーホールディングスはHPで「職場環境改善への取り組み 誰もが働きやすい職場へ」と題して、様々な取り組みを行っていると明示している。

『すき家』のブラック企業ぶりが次々に明らかに
「この環境改善の取り組みは、2014年に深夜時間の営業を従業員1人に任せる、いわゆる”ワンオペ“などの過酷な労働環境が問題となった後に行われるようになったものです。

 当時、すき家では、ワンオペが日常的に行われ、従業員は接客、調理、食器の後片付け、客席・トイレの清掃、さらに仕込みまで全て一人で行っていました。深夜の一人勤務は強盗や食い逃げなどの犯罪のターゲットにもなりやすく、警察庁の調べによると、牛丼店を狙った全国の強盗事件は、2012年に32件、13年に34件発生(未遂を含む)、そのうち、すき家の被害は85%にものぼりました。

 こうした『すき家』のブラック企業ぶりが次々に明らかになり、社会問題にまで発展したのです。そこで『すき家』は第三者委員会を設置し、勤務状況の実態を調査した結果、『店舗勤務歴のある社員の大半が24時間連続勤務を経験し、バイトを含めて恒常的に月500時間以上働いている人もいた』など過酷な労働の実態が明らかになりました。

ワンオペ廃止を宣言、人手不足で深夜営業を一時休止
 第三者委員会は、その後、深夜のワンオペの廃止などを提言。ゼンショーは同年10月に深夜のワンオペの廃止を宣言しましたが、たちまち人手不足に陥り国内1985店のうち1254店で深夜営業を一時休止する事態に陥りました。

 当時の報道でゼンショーの広報室は『深夜(0時~5時)のワンオペは解消した。突発的な原因で1人勤務になった場合、店を閉めるように指導している』と回答するなど、その後ゼンショーはワンオペの解消を進め、現在では先のHPの『職場環境改善への取り組み』に『2014年10月より、安全で安心して働ける環境の確保(防犯体制の強化)を目的として深夜時間帯の複数勤務体制を確立しました。その結果、複数勤務体制が整わない店舗は、一時的に深夜営業を休止しました』と記すに至りました」(同前)

 しかし、複数勤務体制を確立したはずの「すき家」で再び、ワンオペによる悲劇は起きてしまった。

一日の間に数店舗をヘルプでかけもち
 7年前に籍をいれた山田さん夫妻は、同じ年に愛知県内に一軒家を購入。愛犬や愛猫に囲まれながら、2人で慎ましい生活を送ってきたという。だが、その生活は今年1月に唐突に終わりを告げた。

 最愛の妻の死から4ヶ月経った5月19日、記者は直樹さんの自宅を訪れた。自宅に設えられた加奈子さんの祭壇にはビールの缶と共に動物の絵本が供えられていた。直樹さんは目に涙を溜め、肩を落として語り始めた。

「結婚はまだ数年ですけど、妻とは20年以上の腐れ縁なんです。加奈子はお酒好きの勝気な性格で、何度もケンカをしましたけど、いなくなるとこんなにショックを受けるとは自分でも思っていませんでした……。

 妻はもともと、体が強いほうではなかったのですが、それでも数年前からファミレスやカラオケ店などでパートタイムで働いていました。『すき家』には2、3年程前からお世話になっていたと思います。生活が多少苦しかったこともあり、シフトは時給がいい夜勤を希望し、21時から5時までフルに入ることが多かった。最初は、近所にある『すき家』で働いていたのですが、パート勤務のせいかシフトがバラバラで1週間みっちり働く週もあればほとんど勤務がない暇な週もありました。

亡くなる前日「頭がクラクラする」と訴えていた加奈子さん
 ただ、他店舗で人員が足りないときにヘルプで呼ばれることも多くて。車で1時間以上かけて、他の店舗に行き、深夜に働いて帰ってくることもしょっちゅうでした。一日の間に数店舗をかけもちしてバイトすることもあったので、無理がたたったのだと思います。ここ数ヶ月は体調もあまりよくなくて、病院で点滴を打ってもらったあとに『すき家』に行くこともありました」

 亡くなる前日、加奈子さんは「頭がクラクラする」と不調を直樹さんに訴えていたという。

「そんな状態の妻を『何で仕事に行かせたんだ?』って思うかもしれませんが、彼女は責任感が強く、急に休んで店に迷惑をかけるのを絶対に嫌がる性格なんです。私が止めても『意地でも行く』と言って……。

 1月16日は21時から『すき家』に行って働き、その後、深夜に自宅から15キロ以上離れた港区の別の店舗に車で移動し、助っ人としてワンオペで働いていたようです。妻が倒れたのは17日の午前5時すぎだったと聞いています」(同前)

転倒して後頭部を殴打、酷い出血も
「すき家」関係者が明かす。

「『すき家』では主に防犯上の理由から0時~5時までの深夜帯でのワンオペ禁止を徹底していますが、午前5時からの朝帯では店舗によっては"ワンオペ”のところもあります。加奈子さんが倒れたという午前5時過ぎは、ちょうど朝帯に切り替わった時間で、それまで一緒に働いていたも従業員も勤務を終え、退店してしまっていたのかもしれません」

 店の防犯カメラには、厨房で倒れる加奈子さんの姿が映っていたという。転倒の際、加奈子さんは後頭部を強打したため、酷い出血があった。しかし不幸なことに、加奈子さんが倒れた厨房は、店の入り口や客席からは見えない奥まった場所にあった。

 結局、加奈子さんは3時間以上倒れたまま放置され、午前9時ごろ交代のため出勤した従業員によって発見された。すぐに救急搬送されたものの蘇生は間に合わず、死亡が確認されたという。

「17日の10時ごろに病院から電話を受けました。死因は不整脈による心不全だそうです。あのとき店内に他に人がいれば、加奈子が転倒したことに気づき、AEDや心臓マッサージなどの蘇生措置を行うことができたのではないか。そうすれば、彼女は死なずに済んだかもしれない……」(同前)

パートで労災も認められず…「ワンオペでなければ」という思い
 1月17日午後、病院で妻の遺体に向き合うことになった直樹さんは、同じ日の夕方、病院内で加奈子さんの上司にあたるゼンショーの社員と面会した。

「妻のことがショックで会話の内容はあまり覚えていませんが、謝罪などは一切なく保険のことを話したと思います。妻へは弔慰金として10万円が払われると。社員の方からは妻の勤務実態などの説明はなく、その後の葬儀にもいらっしゃいませんでした。

 妻の死に関して『ワンオペでなかったら』という悔しさはあります。仮に人件費などの問題で2人雇えないなら、防犯カメラを監視カメラなどに代えてもらうだけでもいい。一人で仕事をせざるをえない労働者の安全を『すき家』はもっと考えてほしいです」

 直樹さんは妻の遺影を見つめながら、そう語った。

「すき家」にこの件について問い合わせると、5月25日に事実関係を認めたうえで、「山田さんがお亡くなりになる直前の労働時間は法定の労働時間内であり、過剰な無理をされていた事実はありません。しかし勤務時間帯は深夜であり、健康診断をきちんと受けていただいてご病気を早く察知できていれば大事には至らなかった可能性もあります。当社としては今後、全国の対象従業員に対して健康診断の受診を強く徹底し てまいります」などと回答があった。

 その4日後の5月29日、「すき家」から再度連絡があり、「本件を受け、すき家の経営方針として、本年 6月 30日までに全店の朝帯( 5時~9時)で複数勤務とすることを決定しました」と「朝帯のワンオペを廃止する」という内容の文章が届いたのだった。

《「すき家」が方針転換》パート女性の“ワンオペ”突然死を受け「6月30日までに全店で朝帯のワンオペを廃止する」と発表 へ続く

「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班)

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《「すき家」が方針転換》パート女性の“ワンオペ”突然死を受け「6月30日までに全店で朝帯のワンオペを廃止する」と発表
6/1(水) 14:33配信
文春オンライン

「妻は厨房で倒れ、3時間放置されて死んだ」牛丼チェーン「すき家」パート女性が"早朝ワンオペ勤務中”に突然死していた!《再び起きた"ワンオペ”の悲劇》 から続く

 2022年1月17日午前5時すぎ、愛知県名古屋市にある牛丼チェーン店「すき家」で、パート女性の山田加奈子さん(仮名・58)が、1人で店舗を切り盛りする”“ワンオペ”勤務中に倒れ、3時間放置された後、死亡していたことが「文春オンライン」の取材でわかった。加奈子さんの夫である直樹さん(仮名・46)が取材に応え、「妻の死」の詳細を明らかにした( #1を読む )。

 取材班が「すき家」に問い合わせをすると、5月25日、事実関係を認めたうえで、「山田さんがお亡くなりになる直前の労働時間は法定の労働時間内であり、過剰な無理をされていた事実はない」などと回答があった。そして、その4日後、再び「すき家」から連絡があり、「本件を受け、すき家の経営方針として、本年6月30日までに全店の朝帯(5時~9時)で複数勤務とすることを決定しました」と“朝帯のワンオペ”を廃止するとの文章が届いたのだった。



ワンオペ中に倒れ、3時間以上発見されなかった加奈子さん

 直樹さんによると、その日、加奈子さんは体調不良を訴えていたものの、急に休んで他の店員に迷惑をかけることを嫌がり、無理やり「すき家」に出勤したという。

「21時から『すき家』に行って働き、その後、深夜に自宅から15キロ以上離れた港区の別の店舗に車で移動し、助っ人としてワンオペで働いていたようです。妻が倒れたのは17日の午前5時すぎだったと聞いています」(直樹さん、以下同)

 店の防犯カメラには、厨房で倒れる加奈子さんの姿が映っていたという。転倒の際、加奈子さんは後頭部を強打したため、酷い出血があった。しかし不幸なことに、加奈子さんが倒れた厨房は、店の入り口や客席からは見えない奥まった場所にあった。

 結局、加奈子さんは3時間以上倒れたまま放置され、午前9時ごろ交代のため出勤した従業員によって発見された。すぐに救急搬送されたものの蘇生は間に合わず、死亡が確認されたという。

「17日の10時ごろに病院から電話を受けました。死因は不整脈による心不全だそうです。あのとき店内に他に人がいれば、加奈子が転倒したことに気づき、AEDや心臓マッサージなどの蘇生措置を行うことができたのではないか。そうすれば、彼女は死なずに済んだかもしれない……」

 直樹さんは「妻の無念」を語った。

すき家から届いた長文の回答
 取材班は5月23日に株式会社すき家に、事実関係についての確認と、加奈子さんが「ワンオペ勤務中に亡くなったこと」についての見解を問う文章を送った。すると、その2日後の夕方に以下の内容の書面が届いた。

〈勤務中にお亡くなりになった山田さん(文章中は本名、以下同)、そしてご家族のみなさまには心よりお悔やみ申し上げます。

 当社では過日公表しているとおり、2014年以降、深夜帯(0時~5時)の犯罪や事故を未然に防ぎ、従業員が十分な休憩時間を確保できるよう、深夜帯(0時~5時)の複数勤務体制を徹底し、現在に至っています。これにより地域の警察にもご協力いただいて強盗などの犯罪は未然に防ぐことができ、また従業員の職場環境も改善することができました。

 深夜帯のあと、午前5時以降の朝帯で、現在、複数勤務体制で営業している店舗は、平日は約6割、休日は約8割となっています。残りの店舗で一人勤務体制の店舗もありますが、朝帯が一人勤務であったことに起因する重大な事件や問題は発生していません。

 山田さんがお亡くなりになった17日当日は、前日16日の22時から翌午前5時にかけての深夜帯を二人体制で勤務、その後上記の基準に沿い、朝帯は午前9時までの予定で一人勤務しておられました。

緊急通報ができる「ワイヤレス非常ボタン」が重要な役割
 すき家ではお客様と従業員の安全を守るため、昼夜問わず本部に緊急通報ができる「ワイヤレス非常ボタン」(社内の正式名称)を常時身に着けることを義務化しています。これは店舗内のどこにいても使用可能で、突然の体調不良を含め、店舗や従業員に異変があった際には速やかにボタンを押してすき家の本部に通報するよう徹底しています。誤発報してもかまわない、ほんの些細なことでも通報するように、と教育しています。

 ことに朝帯で一人勤務になった場合はこの「ワイヤレス非常ボタン」が重要な役割を果たします。本部には24時間体制でスタッフが常駐しており、通報を受けた場合、ただちに本部と店舗との間で音声のやり取りが行われ、必要であれば警察や消防に即刻連絡する仕組みになっています。実際この仕組みで従業員が本部のスタッフに体調の異変を訴え、本部から救急車を手配して救護したケースもあり、従業員も「いざとなれば本部が対応してくれる」という安心感をもって勤務することができます。直近の例では、5月19日に一人勤務中の従業員が、自身の体調の異変に気づき、「ワイヤレス非常ボタン」を押しその後に倒れたことがありました。本部の防犯カメラの映像からはその様子が伺えなかったため警察へ通報。救急隊員も駆けつけた結果、大事に至りませんでした。

従業員向け健康診断を「残念ながら受診されていませんでした」
 ただ、これはあくまでもルール通りきちんと「ワイヤレス非常ボタン」を装着していた場合です。今回は残念なことに山田さんが「ワイヤレス非常ボタン」を装着しておらず、本部で異変を察知することができませんでした。

 会社としても店舗への「ワイヤレス非常ボタン」装着の徹底が足りなかったと反省しています。二度とこうした事態が起こらないよう、今年1月下旬にも全国の店舗に「ワイヤレス非常ボタン」の装着をより厳格に徹底するよう通知を出しました。今後も定期的に呼びかけをしてまいります。

 山田さんがお亡くなりになった原因は心筋梗塞であったと聞いています。心筋梗塞の場合、多くはいきなり大きな発作になることはなく、前兆となる胸の痛みや動悸などの症状が現れます。お亡くなりになる前年の8月には深夜(22時-5時)に勤務する従業員向け健康診断の対象であることから、ご本人へ通知はしていたものの、残念ながら山田さんは受診されていませんでした。こちらについてはご本人もさることながら組織としても受診を徹底すべきものであり、会社として重くとらえています。

掛け持ちは本人の希望、「弔慰金10万円」「法定の労働時間内」

 山田さんの直前の勤務の詳細については、前日の16日は午前2時から5時まで別の店舗にて勤務。その後退勤し、17時間後の16日の22時より当該店舗にて勤務していました。

 複数の店舗で「助っ人」として召集され一人勤務していたという点ですが、事前の契約に基づき本人同意の上、別の店舗で勤務していただいた実績はあります。山田さんは相応の収入が必要とのことで、一店舗での勤務では叶わないことから、本人の申し出をいただいて勤務していただきました。

 山田さんが亡くなられたあと、山田さんが加入していた労働組合から、規定に基づきご遺族に対し弔慰金として10万円をお届けしています。

 山田さんがお亡くなりになる直前の労働時間は法定の労働時間内であり、過剰な無理をされていた事実はありません。しかし勤務時間帯は深夜であり、健康診断をきちんと受けていただいてご病気を早く察知できていれば大事には至らなかった可能性もあります。当社としては今後、全国の対象従業員に対して健康診断の受診を強く徹底してまいります。

 今回の件は深夜勤務者であった山田さんの健康診断受診を組織として徹底できていなかったこと、店舗の従業員一人ひとりに対して「ワイヤレス非常ボタン」の常時装着を徹底できていなかったことが大きな要因であると当社としては考えています。会社としてこの件を重くとらえ、従業員の健康管理、安全管理を徹底するとともに、制度面からも設備面からも、従業員がより安全かつ快適に働ける仕組みの導入を急ぎ検討してまいります。

 末筆ながら、あらためて山田さんのご冥福をお祈りいたします〉

明確な「落ち度」はなかったのだろうが…
 引用が長くなったが、概要としては事実関係を認めたうえで、ワンオペは深夜帯で禁止しているもので、朝帯(5時~9時)には一部店舗でワンオペ勤務は行われている。しかし、不測の事態が起きた場合に備えて「ワイヤレス非常ボタン」を常時装着し、本部とすぐに連絡を取れるように指導していたが、山田さんはこの「非常ボタン」を装着していなかった。また、健康診断も受けておらず、持病の発見にも至っていなかった。山田さんが死亡する直前の労働時間は法定の労働時間内であり、過剰な無理をしていた事実はない、とのことだった。

 確かに、「すき家」には管理体制上、明確な「落ち度」はなかっただろう。しかし、直樹さんが訴えるように「もしあの時、妻がワンオペでなければ助かったかもしれない」と考えるのも、また“人情”ではないか。

「朝帯のワンオペ禁止」へ方向転換
「すき家」からは回答の4日後、5月29日に追加で以下の文章が送られてきた。

〈お伝えさせていただいたとおり、すき家では、自社の経営指標に基づき労働時間を設定しています。企業として成長するため、日々売上向上に資する取り組みを進めていることは申し上げるまでもありませんが、このコロナ禍において外食企業にとっては、今までと異なる経営環境になっています。お蔭様ですき家については、そのコロナ禍でもお客様のご支持をいただくことができ、これに伴う入客数の増加により、朝帯(5時~9時)での複数勤務体制の状況は平日で6割、休日で8割まで増加させることができました。

 全店、全時間帯で複数勤務となるよう、お客様のご支持を受けながらさらに入客数を伸ばしていく方針でこれまで経営してまいりましたが、今回の山田さんの件、また貴社を含む数社のメディア様からの問い合わせを受け、事実関係の調査を進める中で、さらにスピードを上げていく必要があると強く認識した次第です。

 つきましては本件を受け、すき家の経営方針として、本年6月30日までに全店の朝帯(5時~9時)で複数勤務とすることを決定しましたので、追加のご報告をさせていただきます。

 追加のご報告となってしまった背景としては、今回のお問い合わせを受け、店舗へのヒアリングを進めていく中で、一部会社で把握していない事実がありました。貴社への説明を行う傍ら、把握した事実を踏まえ、並行してすき家としての方針検討を進めた結果、本日決定し、ご報告させていただく運びとなりました。

 当社としては、2014年に労働環境改善を行ったように、以降これまでも、また今後についてもより従業員にとって働きやすい労働環境を実現するべく経営努力をしていく所存です〉

 今後、すき家では全店で朝帯のワンオペ勤務を解消していくという。直樹さんにこの件を伝えると、「妻はもう帰ってきませんが、妻が味わったような悲劇がもう繰り返されないよう、すき家さんには是非ともこの方針を実現してほしいです」と涙ながらに語った。

「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班)


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5/31(火) 13:06配信
千葉日報オンライン

 31日午前7時35分ごろ、印西市大森の国道356号で、路線バスと軽乗用車など計3台が絡む事故があった。路線バスの乗客3人と軽乗用車を運転していた60代ぐらいの女性が病院に搬送された。乗客3人は軽傷で、女性も命に別条はないという。印西署が事故原因を調べている。

 同署によると、現場は信号機のある十字路交差点。軽乗用車が右折する際、対向車線を直進してきた路線バスと衝突。さらに別の乗用車ともぶつかった。

 路線バスはJR成田線木下駅発船尾車庫行きで、約30人が乗車していた。乗客の男性が110番通報した。
6か月の乳児の子育てめぐり口論、同居中の女性の腹部蹴って逮捕
5/26(木) 8:20配信
HBCニュース

 25日夜、札幌市西区の住宅で、同居中の20代の女性の腹部を蹴るなどしたとして、28歳の会社役員の男が逮捕されました。

 暴行の疑いで逮捕されたのは、札幌市西区琴似に住む28歳の会社役員の男です。
 この男は25日午後10時50分ごろ、自宅で同居中の20代の女性の腹部を蹴るなどした疑いが持たれています。
 警察によりますと、男は、生後6か月の乳児の子育てをめぐって口論になり、犯行に及んだとみられています。
 女性が泣いて痛みを訴えたため、男が「もみあいになって、腹部に手が当たった」と119番に通報。
 消防から連絡を受けた警察も駆け付け、その場で男を逮捕しました。女性は搬送された病院で手当てを受けています。
 取り調べに対して28歳の会社役員の男は「暴行したことは、間違いありません」などと話し、容疑を認めているということです。
 警察は、他にも暴力行為があったとみて、引き続き調べをすすめています。


5月26日(木)午前8時20分配信