「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う。」

(「第一阿房列車」/内田百閒 新潮社)

「かれらはやはり働く。なぜかと言えば労働は慰みだから。」

(「ツァラトゥストラはこう言った(上) 岩波文庫、1967年、p24)

ロンゴロンゴ (ラパ・ヌイ語: Rongorongo, [ˈɾoŋoˈɾoŋo]) は、イースター島で19世紀に発見された、文字あるいは原文字とも見られる記号の体系。現在も解読されていない。ロンゴロンゴが言語を書き表した「文字」であることが証明されれば、人類史上において数少ない、独自に発達した文字体系の一つであることになる。
ロンゴロンゴの絵文字は、書記方向が行毎に変わる牛耕式で記されている。すなわち、文字板のテキストは左下の隅から始まり、右に読み進んだ後、読み手は文字板を180度回転させて次の行を読む、ということである。

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「書記方向が行毎に変わる」ってどうしてそんなめんどくさいことをするのですか!!と思ったそこのあなた。


これは彼らイースター島の人々も現代人と同じように根源的な暇への恐怖を抱いていたという証拠なのです。

「生きる意味」をうっかり自分自身に問いかけそうになっては「くるっ」と文字盤を回転させて、小トリップ。

「俺って生きてる意味・・」→「くるっ」→「本当の俺・・・」→「くるっ」


こんなわけで、彼らは無駄に読みづらい文字と法則を開発し、「煩雑」という一時的な知性の旅路に暇を溶かしこんでいったのでした。

暇問題研究所