早いもので、昨日で月髑髏の千穐楽から1週間が経ちました。

 

昨日は大阪で映画「曇天に笑う」の先行試写会と舞台挨拶があって、蒼ちゃん、古川雄輝くん、桐山漣くんの3人が登壇していましたね。

 

曇天の公式さんがアップしてくれた3ショットは、思わず「笑えっっ!」ってツッコミ入れたくなる写真でしたが^^;

 

あっ!あえてのツッコミ待ちなのかな?笑

 

須賀くんや桃さんも舞台終了直後に体調崩していたようだし、やっぱり長丁場の疲れが出る時期なのかもしれないね(˃̵͈᷄⌓˂̵͈᷅)

 

早乙女太一くんのマネさん日記では、翔平くんや広大くんとの仲睦まじい様子が伝わってきてほっこり(*´ω`*)

 

私はまだまだ髑髏ロスを引きずっているけれど、蒼ちゃんや月髑髏キャストのみんなは休む間もなく次の作品の撮影やPRに走り出しているんだなぁ。

 

身体が疲れているとなかなか心から笑えなかったりもするし、短くてもまとめて何日かゆっくりする時間が取れるといいな。

 

 

さてさて、ここからは前回の続き。

 

まずは、常に蒼捨の側にいて、救われる側からいつのまにか救う側へと成長する霧丸を演じた平間壮一くん。

 

初日の舞台を観た時は、平間くんの方が実年齢が上なこともあって、捨之介がいなくても1人で道を切り開いて生きていけそうな強さを感じたのだけど。

 

日に日に縮まっていく捨之介と霧丸の距離感には、きっと実際の蒼ちゃんと平間くんの関係性が自然と出ているんだろうなと思いました。

 

初日から大きく変化した部分のひとつでもある、捨之介が霧ちゃんに殿の話をするあのシーンが大好きです。

 

「その刃がどっちを向いてるかよく考えろ。いくら切っても昨日に向かってるんじゃ意味がねぇ」

 

「天は天だ。だけど見える景色は1人1人違うはずなんだ」

 

印象的に残る言葉がたくさんあります。

 

千穐楽では「おまえ、また死ぬつもりだったろ!」って言われた蒼捨が霧ちゃんの両手を自分の両手でギュッと包み、その手におでこをくっつけたんだー(;_;)

 

そのまましばらくそうしたあと、「恐れ入ったよ、霧丸・・・」って言う蒼捨はすでに泣いていて。

 

ギュッと強くハグされて抱きしめ返す霧丸も泣いていて(;_;)

 

気持ちが入っているお芝居に私も涙腺崩壊でした。素敵だったなぁ。

 

その後「何泣いてんだよぉ〜!」ってからかう霧ちゃんに向けた蒼捨の笑顔も最高だったー!

 

沙霧だったらどうしても恋愛要素が絡んできてしまうところだけど、月髑髏のひとつのテーマは「友情」だと思うし、まさにそれを象徴するような霧丸だったな。

 

上弦の月の霧丸が平間くんで本当によかった!

 

全64公演・・・あれだけの長期間、毎回涙を流す平間くんのエネルギーに引っ張られるように、蒼ちゃんのお芝居が熱を帯びていったようにも感じました。

 

いつも側で支えてくれた平間くん、本当にありがとう(;_;)

 

 

そして、極楽太夫を演じた高田聖子さん。

 

あのTHE・姉御!って感じの語り口調が、下弦の羽野晶紀さんの太夫とは対称的で。

 

無界屋のシーンでは、男らしい三浦蘭兵衛と姉御肌な聖子さんの太夫、儚さのある廣瀬蘭兵衛とどこまでもかわいらしい羽野太夫という上弦と下弦のそれぞれのカラーの違いがとっても良く出ていておもしろかった(*´ω`*)

 

聖子さんの歌声とあのドスの効いた関西弁、大好きでした。

 

太夫が無界の里で1番救いたかったのは、本当は蘭兵衛なんだと思う。

 

だからこそ、太夫が捨之介に言う「あんただけでも生きなきゃ!」って言葉がとても重く響くんだ(;_;)

 

母と息子くらい歳の離れている須賀くん演じる兵庫との関係性も、最初はさすがに恋愛関係には無理があるんじゃ・・・?なんて思っていたけれど、いつのまにか、まっすぐでいつも全力な兵庫に「てぃーーーっ!」ってツッコミ入れながら2人楽しく生きていくんだろうなぁって想像できるようになった。

 

「絶対追いついて、前からきっちり受け止める!」って真正面からプロポーズする兵庫、かっこよかったなぁ♡

 

最後の最後、「もっともっと、悪あがきしろっ!」って背中を押すおっとうがまた優しくてね(;_;)

 

あそこ、男手1つで育ててきた父親の思いが良く出てるんだよねぇ。

 

あ、おっとうといえば、兵庫と一緒にクワと鎌で爪月と戦うシーンのラスト、「耕すことを忘れた男に勝ち目はねぇ!」っていうとこがイケメン風になるのめっちゃツボでした(*´艸`*)ww

 

上弦の下弦のおっとうのビジュアルの違いにも驚いたな〜笑

 

 

そしてそして、狸穴二郎衛門&家康さまを演じた渡辺いっけいさん。

 

ベテランのいっけいさんだけど、回を重ねるごとにお芝居の熱量が上がり、自分がメインでないところでの小芝居もたくさん。たくさんの変化を感じました。

 

特に、おでんに向けて「成仏しろよ!」って土下座するところ、天魔王への怒りを滲ませるところ・・・涙せずにはいられませんでした。

 

笠をポン!ポン!ってやって凹ませる、あの1幕のほのぼのした感じも大好き(*´ω`*)

 

もちろん、お姫様抱っこもね♡

 

いっけいさんは、毎回カーテンコールで最後に登場した蒼ちゃんが客席に向けて一礼しているところを、横で嬉しそうに微笑みながら見守ってくれていたのがとても印象的。

 

千穐楽でも、「よくがんばったなー!」って言ってくれているような笑顔だったよー!

 

ぜひとも円盤化していただいて、カテコのあの笑顔をもう1度見たいな(*˘︶˘*)。.:*

 

ベテランなのにとても気さくで優しいいっけいさん、若いメンバーが多いチームを支えてくださり、ありがとうございました。

 

上弦チームの皆さん1人1人が本当に個性あふれる素敵なメンバーで、そんなチームの真ん中に蒼ちゃんが立っていることが本当に嬉しい3ヶ月間だった(*´ω`*)

 

 

昨日公開された、演出のいのうえひでのりさんのインタビューの中に嬉しい言葉がありました。

 

⇨ ローソンチケット presents「ここだけの話」 04. いのうえひでのり×杉原邦生(ステージナタリー)

 

「Season月は、福士蒼汰くんが初舞台だったし、若手キャストが多かったし、上弦・下弦と2チームあって大変でした(笑)。でも同じ台本で同じセリフ、同じミザンス(立ち位置)なのに、役者で切り取り方が全然違って、まったく別のニュアンスになって立ち上がってくるのは面白かったな。」

 

「うちは段取りも多いから、それを身体に落とし込み、芝居が深まるまでにベテランでも時間がかかるんです。でも月のメンバーは、気持ちで芝居できるようになってからの伸び代が、もしかしたらそれまでのSeason花・鳥・風よりも大きかったんじゃないかと思います。」

 

って(;_;)(;_;)

 

いのうえさんが月ドクロチームに確かな手ごたえを感じてくれたのが言葉からも伝わってとても嬉しい。

 

Wチーム制ということもあって、稽古の時間が通常の半分ずつになってしまうから大変だって話は聞いていたけれど、結果的にはそれぞれのチームカラーが生まれ、2つの月が合わさって、1つの大きな大きな満月が天に昇ったね。

 

ここでも何度も書いている、太一くんの「赤ちゃんドクロ」って言葉を思い返すと、本当に信じられないくらい。

 

キャスト、スタッフさん、みんなそれぞれが高みを目指して努力した結果だなって思うと胸熱です(;_;)

 

 

舞台のすばらしさを教えてくれた月髑髏メンバーの皆さま、素敵な時間を本当にありがとう♡

 

そして何より、64公演、捨之介として舞台に立ち続けた蒼ちゃん、本当におつかれさまでした!

 

映像の世界とは全然違う舞台というフィールドで、今しかできない役を演じてしっかり爪痕を残したよね。

 

それも1から指導してくれた皆さま、日々、一緒に切磋琢磨してくれた仲間の皆さまあってこそ。

 

着物がめくれた時に見える擦り傷やアザが、多くを語らない蒼ちゃんのがんばりを象徴していたように思います。

 

いつかまた、蒼ちゃんが劇団☆新感線の舞台に戻ってくる日がくることを願って・・・

 

そして、この経験が今後の蒼ちゃんの役者人生の大きな糧になることを願って・・・

 

私の月髑髏レポもひとまずこれでおしまい。

 

読んでくださった皆さまもありがとうございました(*˘︶˘*)。.:*