(ツルっ!)
(どっしーん!)
大きな音ともに、縄から落ちる茄子一人。
むしろ一匹。
「くっ!どうして!」
なぜ滑り落ちたのかが分からない俺は再度、首に縄を掛けた。
(ツルっ!)
(どっしーん!)
結果は同じ。幾らやっても、何度やっても、縄から滑り落ちる。
そう。
茄子になった俺には
首が無かった(ちーん)
首が無い事に加えて、日々、ツヤを増して傍から見れば美味しそうに熟れている。
これも原因に一つかも知れない。
どちらにしろ、縄では死ねないのだ。
俺は、再度ホームセンターへと足を運んだ。