今日は、トレイルライダーのハイキングボランティアに行ってきました。(トレイルライダーの詳細は、http://www.hillforest.ca/trailrider.php でご覧いただけます。)主催しているのは、トレイルライダーを開発、販売している、BCMOSBritish Columbia Mobility Opportunities Society

カナダ、ブリティッシュコロンビア州、移動(=外出)機会創出協会)という財団です。




場所は、今年の2月に冬季オリンピックがあったカナダのバンクーバーから、車で東へ30分ほどいったポートムーディーという町にある海沿いの公園(http://tiny.cc/bvzdk )です。



ハイキング開始は10時。9時半頃公園に着くと、もうBCMOSのハイキングボランティアのコーディネーターであるエリックが来ていたのであいさつ。今日は、エマという女性もボランティアで参加します。



3人で話しているうちに、クライアント到着。今日のクライアントは、10歳のA君です。お母さん、お姉さん、愛犬と来ています。A君はトレイルライダーは2回目で、うれしそうに足をバタバタさせています。



HyoMatsuokaのブログ-今日のメンバー



今日のコースは、海沿いの約2Kmのトレイル(ハイキングコース)の往復です。高低差はほとんどありませんが、階段が何ヶ所かあるので少し難度が上がります。日差しは強く気温も上がってきましたが、さいわいトレイルのほとんどが木陰なのでA君は暑い思いはしなくてすみそうです。


駐車場からトレイルに入り、どんどん進んでいきます。森を抜け、湿地に掛かった橋を渡り、階段の上り下りもあります。トレイルラーダーは2名のシェルパ(介助者)で操作します。トレイルライダーの重心は後ろよりにありますので、持ち上げる時は後方シェルパが主役となります。ライダー(搭乗者)の体重やトレイルの状況によては後ろを2名で持ち上げることもありますが、A君は体重が軽くトレイルもそれほど急ではなかたので、今日は私1人で出来ました。



HyoMatsuokaのブログ-どんどん進むトレイルライダー HyoMatsuokaのブログ-湿地の橋もスイスイと


湿地に掛かった橋を渡る時は、車輪が橋から落ちないようにエマは常に気を配りながら出来るだけ大回りで曲がっていきます。トレイルが曲がりくねっている時は、前方シェルパの腕の見せ所です。



HyoMatsuokaのブログ-階段も降ります



2Km行った所にあるビューポイント(展望所)が今日の折り返し地点です。6人と1匹で景色を眺めながらしばらく休憩&水分補給。A君はトレイルライダーから降りてベンチで横になって休んでます。スタート地点が見えますので、湾の反対側まで来ました。



HyoMatsuokaのブログ-ビューポイントからの眺め HyoMatsuokaのブログ-ビューポイントで休憩


帰りは同じトレイルを戻ります。ゴキゲンなA君は時々足を大きく開いてバタバタしています。腰のシートベルトをしっかりしているので、シートから落ちる心配はないんですが、思い切り足を開くので周りの木に足が当たらないように注意しながら進みました。



HyoMatsuokaのブログ-木の間を通り抜けます

予定通り、約1時間半でスタート地点まで戻ってきて終了。A君とハイファイブ(high five:開いた手のひらをパンと合わせるあいさつ)でお別れ。A君の笑顔が何よりもうれしい、全員が楽しめた、いいハイキングになりました。

BCMOSでは毎年6月から8月の間、このようなハイキングにクライアントは 10カナダドル(今日のレートで約840円)で参加できます。この費用には、トレイルライダーの使用と私たちシェルパの介助が含まれていますので、クライアントは手軽に10ドルでハイキングを楽しめます。



次のハイキングが楽しみです。