英国のエリザベス女王が亡くなりましたね。

96年はおよそ100年近いわけで

ラテン語の"saeculum(一世代、百年、一生)"の長さを思います。

 

第1次世界大戦の後から第2次世界大戦までの世界が激変する時代に育ち

戦後史とともに70年、一国の中心にあって責任を全うされてきました。

変化するもの

変化しながら維持される普遍的なもの

saeculumは長いなあ、と当たり前のことを思ってみたりします。

 

女王エリザベス2世、お疲れさまでした。

国王チャールズ3世の治世が安寧でありますように!

 

 

 

さて、今週の勉強ノートの写真を載せますね。

 

グラドゥアーレ"Laetatus sum"

第7旋法 終止音は ソ、ドミナントは レ

音域は、ソラシドレ の上に レミファソ 

更に ラ まで飛び出ています。

 

全体的に音域が高いので、ハ音記号は第2線に書かれています。

終止音が第1線の下に下りていて低いように見えますが

それでも ソ です。

実際に演奏される高さはいろいろありそうです。

 

 

Laetatus sum

 私は喜んだ

 in his quae dicta sunt mihi :
 彼らが私に言ったとき
in domum Domini ibimus.
 主の家に、私たちは行こう(と)

 

Fiat pax

 平和があるように

 in virtute tua :
 あなたの城塞の内に

 

et abundantia
 そして、平安があるように

in turribus tuis.

 あなたの城郭の内に

 

下段の真ん中、"tu-is"

6音で sol fa fa fa mi fa mi ・・・としましたが

やはり sol fa ut fa mi fa mi ・・・の方が歌いやすそうです。

 

昔の人の音感では、ドもファも fa と読むことができたと思うので

ノートのままでも間違いではないと思います。