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さて、《小学生編》………正直、憂鬱な気持ちになりますが、開示していきます(>_<)ゞ頑張ります!
春。
わたしは自宅から徒歩20分の小学校へ進学した。幼稚園とは学区が違ってしまったので、知っている子は一人もいない……。
頼りになる従姉妹のEちゃんのフォローも無い。
学年で1~2位を争うくらいの小柄なわたしは、ランドセルに全部の教科書やノート類を入れて、しゃがんだ姿勢から
「うんしょ」
と立ち上がろうとすると重さで後ろにひっくり返ってブリッジ姿勢なるほど貧弱だった(*_*;。
なんとか担いで学校へ向かう時は心の中で、
『………おじいさんは、山へしばかりに……』
という《昔ばなし》のフレーズを繰り返していた。
担任は七三分けの髪型のサラリーマン風の男の先生。名前はS先生。
幼稚園の時は女の先生しか居なかったから、最初はとまどったけれど、
男の人だけど丁寧な口調の優しい雰囲気に、ようやく警戒が解けた。
入学して一週間。同じ出身の幼稚園の子達で仲良しグループが出来上がる中、わたしもようやく隣の席の男の子と話せるようになった。
隣の席の子も、幼稚園が違う学区だった。その子は休み時間になると、自由帳に恐竜の絵をよく描いていた。
図鑑を見ながら描いたようなリアルな恐竜に、わたしは興奮してほめちぎった(*^▽^*)
初めて趣味が合う友達が出来た、と思った。その頃、わたしの中で《男女》の境も違いも存在しなかった。
いつの間にかクラスの男の子達が周りに集まって机に置いてある彼の絵を覗き込んで、
「すげえ!」「うまい(*^▽^*)」
と賑やかになった。隣の席の子も、照れながら嬉しそうだった。みんなが仲良くなれたのが嬉しくて、
わたしも男の子達の中に混じってよく話せるようになった。
その頃のわたしの興味は、
《野生動物の生態(食物連鎖や弱肉強食)》、《恐竜博(化石の発掘)》、《天体(星占いやギリシャ神話などの乙女心は無いσ(^◇^;))》。
学校の図書室では
『シートン動物記』や『ファーブル昆虫記』をコンプリートし、
恐竜・宇宙の図鑑や、果ては水木しげる『妖怪図鑑』や『世界の七不思議』系にまで興味の羽根を広げた。
ますます雑誌の《りぼん》や《なかよし》を読んでいるクラス女子と話しが合わなくなっていったが、
「興味は、人それぞれだしね~」
と、特に改めようとは思わなかったし、男の子の方が話しが合うので心配してなかった。
最初のうちは、まだまだ平和だったσ(^_^;
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