二年くらい前から、AC(アダルトチルドレン)の治療にカウンセリングに通い出しました。
自分でカウンセラーの勉強して、何とかしようとしましたが、
知識でわかっていても、根底から噴出してくる感情は手に負えるものでなく……そりゃ無理だ(*_*;
発達障害の診断書を出してくださったN医師(ご本人もAC当事者)の病院でカウンセリング担当者から7ヶ月受けたものの、なんか、しっくりこなかった為、転院。
ネットで調べて二駅先のカウンセリング専門の心療内科に月1で通い始め、やっと先月から催眠トラウマ治療に入れました。
正直、少し不安がありました。
発達障害のADHD用のコンサータをN医師にもらいに行ったときに
「ACのトラウマ治療に催眠療法をお願いしようと思うのですが……」
と、切り出したら
医「普通の人には効果がある場合も多いけど、自閉症スペクトラムにはどうかな~……」と、渋い顔。
医「『佐藤さん』みたいに長期記憶がある人ってネガティブな記憶をただでさえ強化してるでしょ。
退行催眠やったら、より鮮明になっちゃってフラッシュバック起こして逆効果になってしまいかねないですよ」
佐「え……、じゃあどうしたら良いのでしょう(・_・;)」
医「ガンガン仕事やって、仕事に集中して気を紛らわす」
佐「……それは、たぶん先生だから有効なんだと思います(・_・;)」
んな、ただでさえ『自分さえやればいいんだ。頑張ればいいんだ』と、自虐路線にワーカーホリックに成り、身体壊して入院騒ぎへひた走るパターンは………いい加減卒業したいのです(´д`)
そんなこんなで、恐る恐る受けた催眠療法。
カウンセラーの先生の言葉に誘導され、過去の自分に会いに行く。
時計の針が逆回転していく。
目の前に映写機に映されたようにフィルムが横に流れてくイメージ。
カ「辛い苦しい過去の一番小さい頃で止まってください」
……ありすぎて、どれを選んでよいやら……(*_*;
とりあえず、最初にキツすぎるのは止めとこう……。
多少はマシなのを選んだはずなのに、
何度も繰り返し見てる、人にも話したことある記憶なのに、
何でこんなに、涙と鼻水で顔がグシャグシャになるんだろう。身体の震えが止まらないのだろう。
あぁ、人に話した時は第三者の視点に立って離れた所から状況を説明してただけで……幼い時の自分の感情からは乖離してたんだ。
マシだと思ってたのは大人になった自分の目線だけで、3歳くらいのダイレクトの感情は、
こんなに怯えていたんだね……自分の存在を丸ごと否定されて、身の置き所が無いと感じていたんだね。
カ「あなたの上から光が降り注ぎ、あなたを助けてくれる存在が現れます。それは、誰ですか?」
……………(・_・;)
てっきり、お稲荷さんが出てくると思ってたのに、何でこの人が。写真でしか見たことない。しかも横顔写真しか見たことないのに、正面顔………。私、日本でも、特定の宗派に入ってないよ?
なぜか、イメージに浮かんだのは
マザー・テレサ
でした。
涙が流れたまま、意識の目が点になる(・_・、)。私、キリスト教もよく知りませんが、良いのでしょうか?
『幼いわたし』を抱き寄せて頭を撫でてくれるマザー・テレサ。
今、書いてても情景が浮かぶと涙が出てきます。
最初の催眠療法は、そこで終わりました。
二回目の今月のカウンセリングでは、マザー・テレサはやっぱり『幼いわたし』の傍らに居続けてくれてて、
『幼いわたし』の魂の曇りを取り払らい、本来の輝きと強さを、取り戻させてくれていました。
別バージョンの過去の情景に向き合うわたしを庇うように、3歳のわたしが敢然と立ちはだかり、トラウマの原因となった人物に「あなたのやり方は間違っている」声を張り上げていました。
わたしの中に、《勇気の塊》が魂の核として、そこにありました。
遠い宇宙(そら)から、《勇気》だけを携えてこの地球(世界)に降り立った。
こんなに、見かけはちっこいのに………(*^。^*)
なんか、天晴れな魂☆
カ「幼いあなたを抱きしめてあげてください」
佐「………いや、大人のわたしが小さいわたしに頭を撫でてもらっています……(^^;)」
カ「……では、今回はここまでにしましょう……」困ったようなわずかな沈黙の後、カウンセリングは終わりました。
前回のblogを書きながら、久々に自分がクリスマスに聖母病院で産まれたことを思い出しました。
マザー・テレサのイメージと重なり、キリスト教徒では無いけれどご縁があるのかも、応援されているのかも。
と。
小さな《勇気》を見習って、『開示』していく腹が据わった心境に至りました。
次回から、長期記憶をたぐって《生い立ち編》本編に入っていきますm(_ _)m。
どうぞ、よろしくお願いします(*^▽^*)。
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