おはようございます。

 
久々更新です。ちょこちょこ訪れてくださっていた方ごめんなさい。
 
『佐藤さん』は8月半ばから『転職活動』を始めていました。
 
在籍している重症児・者デイ施設も一年半お世話になり、たくさんの事を学ばせてもらえました。
施設では9月の頭に、大学生の女の子が5日間の実習を終えていったのですが、
 
こんな疑問を投げかけていました。
 
『なんで重症児・者施設で働こうと思ったのですか?』
 
彼女は、東京の外語大学の学生で教員を目指しています。
今年から『福祉』とは関係ない分野の学生も教職免許を取るために、老人福祉施設・障害者福祉施設・児童福祉施設の中から、ランダムに振り分けられて実習することになったとの話し。
 
『世の中様々な仕事がある中で、自分は今回のような機会がなければ、この施設を知らなかったし、知っていたとしても自ら選ぶかどうか分からなかった』
 
素直で真摯な20代。
来年本格的に就職活動を開始する、これから社会に出て行こうとする、
 
期待と不安に混じった、でも立ち向かおうとする健気な表情でした。
 
『佐藤さん』も自らの診断が下り、民間のカウンセリング資格を生かして当事者の方やサポートしているご家族のカウンセラーとして少しでも貢献していきたい思いを持っていましたが、
 
独立手段はわからないし、施設に就職しようにも福祉系の資格は持っていなかったので、
 
『あなたに何が出来るのか、具体的に証明して見せて』と、言われても答えが出てきませんでした。面接が通る訳がありません(^_^;)。
 
『発達障害』の言葉がここ2~3年で急速に認知度が進み、放課後デイサービスなどに企業が参入し、我が家の子ども達も成長し、
 
さぁ、まず福祉系に入りますか!と、家計と睨めっこをしながら『介護初任者研修(昔のヘルパー2級)』を取得。
 
面接応募規定をつぶさに見ても、正社員枠は、送迎がある為『要免許』。
唯一、『介護フェア』で声をかけてくれた施設長σ(^_^;(もう本当にありがたかったです。)
 
免許を取得してなかった事をひたすら後悔していた『佐藤さん』に、
 
「ドライバー専属スタッフがいるから家計が大変な時に急いで免許取りに行かなくても大丈夫よ~」
 
と、安心させてくれました。
 
でも、当時の正直な思いは、
 
わたしに務まるのかな~…( ・_・;)
 
……でした。医療系や看護助手のようなプロに近い資格が無くても大丈夫なのだろうか?
筋肉が強張り関節が固まってしまったような脂肪があまりついてない手足を見て、
 
うかつに触ってケガをさせてしまったらどうしよう!
折れてしまいそうで怖い!
度素人に任せて大丈夫なんですか~!
 
と、戦々恐々(>o<)
 
それでも、頭で考える余裕もなく、利用者さんに
『先輩、よろしくお願いします!』の気持ちで体当たり(もちろん、例えですσ(^_^;))していると、見えない気持ちの交流が少しずつ出来てきて、温かい気持ちが大きくなっていきました。
 
一般的に人の顔と名前が覚えにくく、人の表情の変化に気づきにくい『佐藤さん』ですが、
 
利用者さんのわずかな変化には『何かが違う』(なんてアバウトな……)と気づくようになり、観察力を鍛えることが出来ました。
 
『佐藤さん』としては思わぬ学びを深められた1年半でしたm(_ _)m(*^^*)。
 
 
 




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