満月、です。
先月の中秋の名月。
ぼくは、
また違うこだわりを持って、
「今日はまだ満月じゃない。」
そう思って、
いえ、
それはひとつの言い訳で、
その時のホントは、
たぶん、
忙しくて、
あたま回んなくて、
みんなと一緒に、
それと向き合う気持ちになれず、
ちょっと逃げた。
そして数日後のホントの満月。
雨。
誘おうとしていたあの人も、
声をかけてみたかったあの人たちも、
向き合いたかったまぁるいお月さまも、
大雨に流され、
それから一ヶ月。
あの人は誘えなかったけれども、
あの人たちの数人とは、
いつもの醗酵させた水分ではなく、
あたたかいお茶を煎れてもらい、
京都のお菓子と共に、
ここを出て、
左に10歩ほど行き、
そこを左に2歩。
風で流れる雲のかかった、
明るいまあるいお月さま。
ただ静かに、
ほんのちょっと、
静かに、
過ごしたかったのです。
相変わらず明るすぎる空で、
黒ではなく、
群青に身を置き、
白ではなく、
灰の雲を下に侍らせ、
それでも少し、
ゆっくり、
この地面に立つぼくらの流れを、
ゆっくり、
過ぎさせてくれました。
一緒に過ごしてくれた人たち。
ありがとうございます。
誘えなかったあの人を、
次のこの日には、
誘えるぼくになっているんでしょうか。
そんなぼくに、
なっていたいと、
ここからその日まで、
過ごしてみたいと、
いきてみたいと想っています。
来月の満月は4日。
さあ、どうでしょう。