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ニッポンの国宝100

47号
















FILE93

絢爛たる建築群

西本願寺(にしほんがんじ)

卍🌈






本尊・阿弥陀如来を安置する本堂の

阿弥陀堂は、日本最大の規模で、

外陣は492畳敷、

1000人以上の参拝者が入れる。

その阿弥陀堂よりさらに巨大な、

親鸞の本像を安置する御影堂があり、

この2つを中心堂宇とする。













境内は約10万9752㎡(東京ドーム2.3個分)と広大で、御影堂、阿弥陀堂、書院、黒書院及び伝廊、北能舞台、飛雲閣、唐門と

7棟の国宝建築が並び立つ。























FILE94

武士のリアルな肖像

鷹見泉石像(たかみせんせきぞう)

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渡辺崋山は日本の伝統的な絵画技法に

西洋画の遠近法や陰影法を取り入れ、

独自の画風を作り上げた。

その崋山が描く肖像画の傑作が

この『鷹見泉石像』。

微妙な陰影法による写実的な描写で、

人物の謹厳な性格までもが表現されている。

克明な面貌表現とは対照的に素早く、

迷いのない線で表す着衣が

見事に融合している。