色々なblogを拝見していると、構造体の専門用語がポンポン使われていることが多いです。
家の構造について勉強したり、インターネットで調べたりした人は理解することが出来ると思います。

しかし、家を建築中の人でも分からない人って多いと思うんですよね。
僕の妻も家の構造や強度、何の部材を使っているのかなど全く分かってませんし・・・・。

なので、ここで簡単に説明しようと思います。

ちょっと長くなるので、ご了承ください(汗


$レンガ積みの家に憧れて


まずは床組みの部分です。

土台…基礎の上に設置する部材です。
柱からの加重を基礎に伝え、柱の根元をつなぐ役目を果たします。

火打ち土台…直行する土台に斜めに配置し、
水平力による変形を防ぐ役割があります。

根太…大引きや梁の上に渡して、床板を受ける部材です。
厚い構造用合板を敷いて根太を省略することもあります。

大引…1階床組みを支える部材です。
たわみ防止の為に半間ごとに床束で支える必要があります。

床束…1階床組の大引を支える部材です。
近年では木製の束だけでなく、鋼やプラスチック製のものも普及しています。

束石…床束を水平に支えるための部材です。
石やコンクリートを使用します。



$レンガ積みの家に憧れて


次は小屋組みについて説明します。

まずは軸組工法からですね。
構造的な部分のみ説明します。

通し柱… 土台から2階の軒桁までを1本物で通した柱です。
胴差は柱に差すかたちで納まります。建物の出隅に配置することが多いです。

管柱…通し柱のように1本物で通さず、各階毎に設けた柱です。

胴差…建物の胴周りに配置する材です。
上下からは柱が取り付き、端部は通し柱に差すことが多いです。

床梁…2階の根太や梁を受ける材です。
甲乙梁や小梁、大梁などのように様々な部材があります。

筋かい…耐力壁として柱と柱の間に斜に入れて
水平力による変形を抑える材です。
筋交いだけでなく丸鋼や構造用合板による耐力壁もあります。

小屋梁…小屋束より屋根の荷重を受けて柱に伝える横架材です。
角材のほかに太鼓材や丸太材を使用されることがあります。

軒桁…外壁と屋根面の交点に入れる横架材です。
小屋組みが折置き組の場合は鼻母屋ともいいます。

火打ち梁…直交する梁に対して斜めに入れて
水平剛性を高め、水平力による変形を防ぐ役割があります。

棟木…小屋組の頂部に架ける材です。
垂木や登り梁を受けて屋根の荷重を小屋束から梁に伝えます。

小屋束…棟木からの荷重を小屋梁に伝える束です。

垂木… 屋根面を支えるための軒桁です。
この上に野地板などの屋根下地を施工していきます。




次は枠組壁工法ですね。
我が家は軸組み工法なので、枠組壁については勉強不足です。
なので、あまり詳しく書けませんのでご了承ください。


一般的には2×4工法と呼ばれるものです。
枠組材に構造用合板などのパネルを釘で留めて、壁と床を作ります。
その壁と床が全体の構造となる工法です。

従って、枠はすべて構造用合板を取り付ける為のものです。

あまり説明するところがないくらい単純で明快な施工方法ですね。



あぁ・・・疲れた(笑




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