雅楽の催しの時に 見かける、

(あくまで印象です。もしかしたら滅多に見かけないのかも(-_-;))

下の火焔太鼓は、


鼉太鼓(だだいこ)と言います。

正しい漢字表記は今回初めて知りましたが、
この太鼓自体は、源氏物語好きな皆様・・・
殊に大和和紀さんの漫画『あさきゆめみし』とか読んでた世代は知ってると思います ニコニコ 。


写真は、12月に行われる春日大社摂社
若宮神社おん祭りの時のものです。

因みにこの春日大社の鼉太鼓(だだいこ)は国宝指定されてます。

伝承によると源頼朝が寄進し興福寺に納めたものでしたが、
明治になって春日大社に移されたのだとか。


こちらにくわしく⬇



しかし、鼉太鼓(だだいこ)の
鼉(だ)って難しい字ね~ (-ω-;)
て言うかこの字を初めて見た気がして、
鼉(だ) だけを調べてみたところ・・・、


中国は揚子江(長江)のワニさん🐊


の事でした。凝視


この鼉(だ)一字が、

= ヨウスコウワニ 

を現すんだそうです。

ヨウスコウワニ限定の漢字。


絶滅危惧種のカワイルカは知ってましたが、
ワニ🐊もいたんですね~。


ワニはワニでもクロコダイルじゃなく
アリゲーター属の方。⬇




中国の長江の下流や揚子江流域の沼や池に生息しているとの事。



通常、ワニは熱帯地域に生息しますが、ヨウスコウアリゲーターのみが
唯一温帯生息なんだそうです。

 (Wikipediaより転載↓)
食用や薬用とされることもある[7]。皮が利用されることもあるが、皮下に皮骨が発達しているため加工が難しく価値は高くない[7]。紀元前には太鼓の皮に利用されたこともあり、雅楽の鼉太鼓(だだいこ)も本種の皮が用いられていた(本種に対し漢字1文字で「鼉」をあてることがある)ことが由来とする説もある。


鼉太鼓(だだいこ)って、

説明にあるような龍や鳳凰の彫り物とか、火焔の縁周りとか日輪・月輪などの派手派手な装飾の印象だけれども、

基本としてはヨウスコウワニの皮を張った太鼓の事だったんだろうと思います。

現在は普通に牛の皮か、水牛の皮かなぁ………と思います。
(レプリカの素材を書いてなかったので😅)





で、ちょっと気になる鼉太鼓(だだいこ)の鼉(だ)の文字。


以前気になっていて、記事にもした

竈(くど・かまど)

の字と似てる……。

『鬼滅の刃』の主人公、竈門炭治郎
(かまど・たんじろう)の竈です。


この書き方もよくわかんない(^^;)、
下半分の亀みたいなのはナンなのか
を調べてみました。ニコ

すると、有難くも
とても漢字を面白く教えて下さる
こちらのサイトを発見 愛飛び出すハート

 





 
鼉(だ)や竈(くど・かまど)の下半分は、

ベン・ビン・ボウ・ミョウ・ミン・メン・モウ などと言い、

水と縁のある両生類や爬虫類の象形が元となってるようです。


そして竈(くど・かまど)の成り立ち。

https://asia-allinone.blogspot.com/2020/11/p765.html?m=1
こちらに説明がありました。




水性動物の巣穴が始まりのようです。



では、鼉(だ)は………?

中国語サイトよりスクショ⬇



鱗のない蛇のようなもので、体には唾液の泡があり、シアユエは浅瀬で洞窟を作ります




グーグル翻訳だと若干イミフなんですが、
ヨウスコウワニの皮は太鼓に使用されていた。
尚かつ、雨乞い儀式の時に使われてたっぽい。


おおっ✨✨
だからか(・∀・)~

春日大社若宮神社の神様、
天押雲根命(アメノオシクモネノミコト)は
水の神様。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A5%E6%97%A5%E8%8B%A5%E5%AE%AE%E3%81%8A%E3%82%93%E7%A5%AD


ヨウスコウワニは、
冬になると地下に穴をほり、そこで半年間冬眠をします。
大人しい性質の小型のワニで、人間を襲うことはないとされています。


鼉(だ)の上半分、 は蝉(セミ)の右半分とだいたい同じ意味みたいで、
中国では、竜も蜥蜴(トカゲ)も、
両生類の蛙も、ワニも、もちろんセミも皆「虫」なんです。
蠍(サソリ)も虫。
もしかしたら蠍(サソリ)からワニに変わったと思っていたかもしれない。

あっ✨✨ なんとなくですが、
どれも土中から這い出て来ますね~。

土中から這い出て来るものが虫なのかもしれない~ニコニコ



さて、竈(くど・かまど)と
鼉(だ=ヨウスコウワニ)ですが、

水性動物の穴(巣穴又は冬眠の穴)が
煮炊きする「かまど」となると、

大きさからワニくらいの大きな動物になると思います。(勝手な推論💦)

なので、字の中に「ワニ」が隠れてたりしないかしら……とも思うんです。

『鬼滅の刃』で参拝客が増えたと言う、
太宰府天満宮の鬼門を押さえてる
宝満山竈門(カマド)神社。

鬼門を押さえるのに何故か「かまど」。

“深く昏い穴”の意味もあったような。

実は竈(かまど)と言う暗喩で、
これは ワニ を指してるんじゃないかしら。

鼉(だ)を見つけたきっかけは、
吉野ヶ里遺跡近くにある
王仁(わに)神社に、ふと疑問を持ったから。


鼉(だ)→ワニ(揚子江ワニ)
→ 和邇・王仁氏 → オニ → 鬼


竈(くど・かまど)の中には、
ワニ または オニ が隠されてるのかも。

 
こう言った九度神社もあるし。 
 


竈(くど)を九度と言い替えてますね。





さて、冒頭に貼った
春日大社摂社若宮神社の おん祭りの
写真。




なんとなくですが、


ワニの正面顔、🐊
両眼に見えませんか~?驚き
(「100日後死ぬワニ」とか😅)



もしかして、土用の時に這い出す虫って
ワニ🐊 とか爬虫類の事かもしんないですね。




水の神であり火の神、、、そして
鬼が隠れてる・・・。

五行と鬼道が入ってるみたいですね。






春日大社おん祭りの巫女舞


明治以前の巫女の簪(カンザシ)がちょっとわかんないのだけど、


この簪(カンザシ)や、
中国皇帝や奈良時代の天皇の顔前の
玉すだれみたいなピラピラは、


シャーマンの印(しるし)なのかもですね。




これは、オロチョン族のシャーマン⬇


何かしら、このピラピラは意味があるみたいな……。




そして、右手付近の衣装・袖口の刺繍を見て下さい。
蛇🐍みたいな爬虫類の顔ですね。
(ΦωΦ)





まだまだ雑多な考察続きます~✴