パリのマルシェの野菜たち

 パリの市場に行くと、見たこともないような野菜がたくさんあるが、このブレットもその一つである。葉っぱはほうれん草のような、茎はちょっとルバーブ(食用大黄)のような2つを二で割ったような野菜だ。

日本名ではふだん草とかスイスチャードなどと言われている。

パリの市場のブレット↑

茎の赤い部分が鮮やかで、葉っぱとのハーモニーがとてもきれいな野菜だ。

そんなブレットが恋しくなって家でも育ててみた。パリにいたときはただニンニクとベーコンと炒めるだけだったが、家で育てるようになってからはブレットをグラタンに。これはめちゃくちゃ美味しい。

あくが少ないので、さっとゆでた後は水にさらさなくてもよいし、カリウムや鉄分が非常に豊富でもある。そんなことで私はこのブレットを今後定番のおそうざいにしたいと思う(いつも育てられるわけではないが)

葉っぱの部分はほうれん草のようにさっと煮る。根元の紅い部分は少し長めに煮る。

今日の収穫はこれだけ↓

南仏では、このブレット、松の実、レーズン、リコッタチーズなどをタルト生地にのせ、アパレイユをかけ生地でふたをし、最後に粉糖を振って焼き上げる。お砂糖が上からかかるので甘いが、「Tarte aux blettesブレットのタルト」というパイが郷土菓子として有名だ。

●Gratin de blettes(ブレットグラタン)

小麦粉  30g

バター  30g 

牛乳  700cc

ブレット(フダン草)

ベーコン 30g

玉ねぎ  半個

粉チーズ

バター  10g

1)ブレットを塩をひとつまみ入れたお湯でゆでる。

ベシャメルソースを作る

1)バターを溶かし、その中に小麦粉を入れる。

2)小麦色に色づいたら、牛乳を入れ、ホイッパーでかきまわしなが、沸々とするまで火を入れる。

3)グラタン皿にバターを敷いて、その上に3cmくらいに切ったブレットをのせる。

4)フライパンにベーコンとスライスした玉ねぎを加え、よく炒める。

5)ブレットの上に4)をのせ、ベシャメルソースをかける。

4)粉チーズをかけ、その上にバターを散らす。

5)オーブンまたはグリルで5分焼く。

ほうれん草は冬野菜だが、ブレットは暑さに強いので一年中収穫できる。

日本の市場でも出荷してもらいたいものである。

 

さて今宵はブレットのグラタンとシャルドネの白ワインで乾杯で~す。