2020年の闘病記を基に綴っています
4/13
---術後4日目---
状態も落ち着いてきたということで
(自覚症状は全然落ち着いてないのだけど
)

ICUから元いた移植病棟へ転棟。
2度目の脱出!
やっぱり病棟に戻ってきたら気分が違うのか
体は辛いながらもテレビを観たりLINEする
元気も出てきた

一通り心配してくれたみんなにお礼の
メッセージを送って報告!
少しずつ自分の歩幅で回復していけたら
いいな
と思っていた
焦らず確実に!


旦那さんに電話したら声を聞けて
とっても嬉しそうだった

そして早速2日連続で宅配便を注文。
手術で荷物を増やさないように控えめに
していたから、必要なものがほとんど
無くなりかけてて2回に分けて送って
もらうことに

この日の昼~食事が再開されたけど、
悪心は続いていて、さっぱりしたものしか
食べられなかった
それも極々少量・・

食欲がなく食べられなかったので、
S先生に訴えてみた。
そうしたら管理栄養士さんが来てくれて
色々相談したところ・・
・毎食フルーツ
・朝に加えて昼にも牛乳(計2本)
・カロリーメイトゼリー1日1本
追加して様子をみることに。
日が経つにつれて悪心は少しずつ軽減して
きていたけど、食事量は増えない…
麦茶でさえ濃くて水で薄めて飲んでいた

その他にも症状はあって、
・食べていない時でも曖気(げっぷ)
・食べている途中で嘔吐
・胃薬が大きくて余計に吐き気が出る
それに対しては、
・嘔吐時、吐き気止めとして注射薬で
プリンペランを入れる
・鎮痛剤を弱いものに変える
・胃薬を飲みやすいものへ変更
など、色々と対処してもらった。
術後、呂律が回りずらかった舌の痺れも
少しずつ範囲が狭くなっていて右側面に軽く
残るぐらいだった。
良くなってはいたけど、ヒリヒリと痛くて
そのせいで食べられなかったりと悪循環

食事が入らなかったので体重も少しずつ減少
していた

カロリーメイトゼリーはどうにもダメで
1日でやめてもらった。
フルーツと牛乳はいけたので続行して
食べれるものを食べてなんとか乗りきる・・
そんな日々が続いていた。
4/17
---術後8日目---
4本入っているうちのドレーン3本を抜去
麻酔なしでナート部分をいじったり、
容赦なくホッチキスで止めたりと激痛

2本目を抜く辺りからあまりの痛みに
冷汗



3本目で限界がきていたけど、
その日に限ってなぜかギャラリー(Dr.)が
4人いて・・痛がるのもできなくて
ひたすら目を閉じ耐えて終了



翌日残りの1本も抜いて(前日よりマシ
)

体から出ている管はVADのドライブラインと
体外式VAD抜去後の創部につけられていた
※VAC(バック)と呼ばれるものだけになった。
だいぶスッキリ!
したのはいいけれど・・
その次の日(4/19)にやってきたのは、
異様な倦怠感と首&肩凝り

その日の担当だったナースマンに症状として
言ったら
「少ししか出来ないですけど」
と言って5分程マッサージしてくれた

だいぶ楽になってとってもありがたかった

4/20
---術後11日目---
この日、1時間かかったけれど、
朝食を全て平らげる事ができた



色々と対処してくれたお蔭で良くなって
きたのかな

この頃、体は辛いながらもリハビリを
進めていた。
術後4日目~ドレーンを抜く前までは
自力で端坐→立位2回→踵上げ→足踏み
と徐々にメニュー内容をUP。
首&肩凝りは前日よりマシになっていたけど、
この日リハビリにきたPTのKさんにも
その事を話したら、
「今日は歩行してもらう予定だから歩いた
こ褒美にマッサージをしてあげる!」
と



体はものすごーく重かったけど、ご褒美に
つられた私は頑張ることに

歩行スタイルとして、
植込型VADのバッテリー&コントローラーが
入ったショルダーバッグを右肩からかけ、
※VAC本体が入ったバッグを左肩からかけて
クロスになるようにした。
術後なのと、寝たきり生活が長かったのも
あって歩行器を使用して歩行開始!
まだ筋力が全然なくて歩行器に持たれながら
ゆっくり進んで200m歩く事ができた



ダブルでかけている機械類が重くて重くて
余計に肩が重くなるのを感じた

そして大きな窓の前まで行き、椅子に座って
休憩しながらマッサージをしてもらった

いつもお世話になっているのに
申し訳ないなって思ったけれど、
お言葉に甘えてやってもらっちゃった

かなりほぐれて楽になって、
病室までの帰り道の足取りはなんだか
少しだけ軽やかだった

ICUを抜けても色んな症状が続いていて
それによって食事が入らなかったり、体重が
減ってみたり、凝りが酷くなったりして
術後は本当に大変だなって改めて
感じていたこの頃。
少しずつ食べられるようになり、
症状が軽減したり、対処してもらったりして
大変だったけれど自分なりのペースで
進んでればいいや~
って思ってた。

でもそうは簡単にいかないのが闘病生活

良くなってきた!って期待したら
すーぐ落とされる事になるんだ・・
(※VAC:局所陰圧閉鎖療法)
杏林大学医学部附属病院
形成外科・美容外科/HPより引用