いつもよりも少しだけ暗い内容なので
気分を悪くされる方がいたらすみませんショボーン

2020年の闘病記をもとに綴っていますクローバー
2/17※前回からの続きです


離脱テストの結果、体外式VADを離脱できる
心機能まで回復していないという事実。

先生は外せないことはないと言った。
でもリスクがある
・離脱するにも開胸手術が必要
・弱った心臓で日常生活を過ごす
・感染症に罹る不安
・家事育児・仕事への不安
きっと今までのようにはいかないし、
塩分や生活面での制限も出てくる。
心機能が回復する可能性あるかもしれないが
心不全を繰り返す可能性も否定できない。


移植登録するにしても
・植込型VAD装着のため3度目の開胸手術
・脳梗塞や感染症に罹る可能性
・VADを入れての心臓移植待機生活
・障害者になること
・24時間介助者といなければならない日々
・車を運転できなくなること
・職場への復帰ができるのか
・移植後の生活
など、
どちらにしても色んなリスクや
問題が考えられたあせる


私が辛いぶんには我慢できる!
頑張るしかないから!
でも家族や周りの人達を巻き込んで
何年も迷惑をかけてしまう…
それが一番辛いえーん


そんなことを考えて悶々としていると……



午後から旦那さんがやってきて
離脱テストの結果を伝えた。
家でも私が移植になった時の事を
子供達に話をしたらしく、

〝今すぐにではないけれど
移植をしたら猫が飼えなくなる〞

それを伝えたら2人ともショックを受けて
下の子は玄関で1人で泣いていたらしいショボーン




そして、
S先生がきて離脱テストの結果を聞いた。
概ね私が聞いた内容と同じだった。
『少し考えてみて下さい』
と言って先生は部屋を後にした。




その後2人でどうしたいのか話した。

旦那さんは
『外せるならそうした方がいいかな……
もし外せなかったとしても
色々と大変にはなるけど頑張るしかない』
と言った。

私はというと…
まだ外せる可能性が残っているならば……
植込みするにしてもリスクはあるため、
移植までの長期間みんなに迷惑をかけて
しまうのが辛い。子供達を悲しませる
ぐらいなら外したい!と思っていた。


しばらくしてから再度S先生が訪れ、
『どうですか?少し考えました?』と。

私が答えようとしたら旦那さんが先生に

『妻は移植はしたくないと。
植込みするにしても色々不安があるから
外せるなら外したいと…』
と強くきっぱり言ってしまったポーン

いや………〝移植したくない〞と
はっきり言ってないけどゲッソリ

S先生は少し困った表情で、
『他の先生方もみんな一緒の意見です。
このまま外してしまうとリスクが高い。
今後の事を考えると、移植をした方が
いいと思います。』

とはっきり言われてしまった。

先生が部屋を出ていった後、旦那さんを
見たら悲しそうな顔をしていた。

私は旦那さんに
『移植したくないなんて言ってないよ!
しなくてもいいならそうしたい
とは言ったけど…』

と言ったら突然怒って
『じゃあもう俺は何もいわない!』
『自分で決めなっ!!』
とものすごい剣幕で言われたチーン


どうしてそうなるの?
なぜそんなことしか言えないの?
何で怒られるなくちゃいけない?
おかしくない?わけわかんない!


私『何でそんなこと言うの?』

夫『だってしたくないって言ったじゃん!』

私『しなくていいなら、離脱できるならって
いう意味だよ!』

夫『もう知らない。俺は何にも言わない!』

と言って黙って携帯をいじりだした。

それ以上言い返すと余計にこじれそう
だったからぐっと我慢した……

普段の私なら言い返していたはず。
どうして怒られなければいけないのか…
やりきれなくて、悔しくて、悲しくて
分かってもらえなくて…

旦那さんもショックを受けたかもしれない。
でも・・
私だって同じようにショックを受けているプンプン
そんな冷たい態度をとらなくてもいいのに!

そんなことを思っていたら
涙が込み上げてきたえーん

でも見られたくなかったから
タオルケットを頭まですっぽりかぶって
声を押し殺して泣いた。



旦那さんとのやり取りだけじゃなく、
これからみんなに迷惑をかけてしまう
心苦しさと、子供達にも悲しい思いを
させてしまう申し訳なさなんかが
入り交じって涙が止まらなかった。

途中、看護師さんが訪室したけれど
察して戻っていった。


しばらく沈黙と旦那さんの不機嫌が
続いた・・

泣いてる私に
『移植になるならなるでやるしかないじゃん』
と言ってくれた。
だけど、、

心をすぐに切り替えて次の事を考える余裕は
全然なかった。
まだどこかに望みはあるんじゃないか
と思ってた。
ギリギリまで待って判断しても良くない?
と思ってしまってる自分がいた。



今思えば旦那さんも余裕がなかったからこそ
の言動だって分かるけれど、
あの時はお互いにいっぱいいっぱいで
ぶつかり合うことしかできなかったんだ・・