心筋炎についての整理をしたいと思います。



                  以下略


 
                     徳州会HPより引用



        阪和記念病院HPより引用



私が罹患したのは劇症型心筋炎というもの
ですが、心筋炎には様々なタイプがあって
それに対する治療も変わってきます。
心筋炎の治療薬はないですが、その原因と
なる疾患がある場合にはその治療を行ったり
症状がある場合は対症療法などを行って
いきます。

免疫抑制剤やステロイド療法、抗ウィルス薬
の投与などの治療も行われたりしますが、
まだはっきりとは確率されていないです。



私の場合

2018年1月
最初に罹ったのは急性心筋炎
・心筋生検で何らかのウィルスが原因で
あることは分かったもののウィルスの
特定はできず

・心筋炎の分類はリンパ性心筋炎
治療⇩
心不全に対しての対症療法で主に投薬治療
(降圧剤、利尿剤)


2020年1月
2度目に罹ったのも急性心筋炎
急激に心機能低下
劇症型心筋炎へ移行
・心筋生検で2年前と同じくリンパ性だと
いうことは分かるもウィルスの特定できず。

・今回の分類は再発性リンパ性心筋炎

・現在は心筋炎後拡張型心筋症→植込型VAD

循環補助治療⇩
IABP→PCPS+Impella(インペラ)→
体外式両心補助人工心臓→体外式RVAD離脱
→体外式LVAD→植込型LVAD


投薬治療⇩
・注射治療
心筋炎初期&再燃時にステロイドパルス療法
抗凝固療法(ヘパリンなど)

・内服治療
主に強心剤・ステロイド薬・降圧剤・利尿剤
・抗凝固薬・抗血小板薬など




闘病記はこの経過に基づいて綴っています。

(2020年の劇症型心筋炎の闘病記です)



心筋炎は健康な人でも、風邪のような
症状から突然発症することが多いです。

40歳以下の突然死だったり、子供から
大人まで誰にでも起こる可能性があります。

診断される前に亡くなったり、亡くなって
から判明するケースもあります。

診断が難しい・分かりにくかったりで
軽症のまま回復したり、数時間の内に
命に関わるような事になったりと
とても恐ろしい病気の1つです。

私の場合もあのまま病院へ行くのが
遅れていたらどうなっていたか
分かりません。

風邪かなと思う程度でも、
・息が苦しい、(呼吸苦)
・ゼエゼエする(喘鳴)
・胸がドキドキする(動悸)
・脈がいつもと違う(不整脈)
・むくんでいる(浮腫)
・唇や爪の色が悪い、青紫(チアノーゼ)
などの胸部症状(心不全症状)があれば
心電図を撮ってもらう事も必要です。

クリニックや病院によってはまだまだ
認知度が低い、珍しいために見落とされ
がちな疾患です。
肺炎のようにすぐレントゲンを!
となりにくいのが現状ですが、
少しでも胸部症状があれば
勇気をだして訴えてほしいと思います。


心筋炎は少しでも早く異常に気づいて
病院へいき、早期発見し心臓に負荷を
かけずに急性期を乗り切れるかが
大切になります。
※心筋炎と診断されたら急変に備えて
原則入院となります

必ずしも風邪を引いたら心筋炎に移行する
わけではないのでむやみに恐れる必要は
ないですが、知識として持つ事ができれば
自身や身近な方が同じような症状が出た時に
少しでも早く病院へ行く事のきっかけに
なればいいな・・と思っています。


現在私が綴っている闘病記も
この疾患の存在、症状や経過を
知ってもらいたいという思いで始めました。


闘病中の経過や揺れ動く気持ちなど、
なるべく細かく記録していきますおねがい