先日の実習先に息子がお世話になることが決まりました。
実習指導員の方はそれはそれは凄い方ですし、そこで働くスタッフの
支援の考え方も信頼できるものなので、地域で児童デイを利用するなら
ここしかないなと思っていました。
そこに通えることになり、とても安堵しています。

ここで、少し社会福祉士という観念からお話をさせて頂きたいです。
これは個人の意見ですので、独り言としてお話に耳を傾けて頂きたいです。

さて、児童デイサービスとはというものはどういったものか、
子どもたちにどのような目的をもって取り組まれなければならないか、
親御さんは知らない方が多いように感じます。

児童デイサービスとは。。。
身体に障害のある児童や知的障害のある児童が昼間の一定時間、肢体不自由児施設などの児童福祉施設で、日常生活における基本的な動作の指導や集団生活への適応訓練などを受ける、日帰りの通所介護サービス。

と言われています。
その為にサービス利用計画を作成します。そのなかには、その子どもが本当に
生活のなかで学校、家庭、地域以外にも特別な支援が必要なのか、また
その頻度もどの程度必要なのかを考える必要があります。

児童のサービスについて特に気をつけなければならないのは
【親のニーズ】に染まっていないか。。。という点です。

確かに24時間365日子どもを支えているお母さんの休息も【家族支援】という
利用計画のなかには必要であることは否めません。
しかし、今のこの時代のせいなのでしょうか。。。
親のニーズに焦点が当たりすぎ、子どもの支援というよりも親の時間を
どれだけ多く取れるか。。。ということに今の親御さんの(少なくとも私の地域性では)
思いがあるように感じます。

学校に行き、児童デイサービスをはしごしながら月曜日から金曜日まで
日が落ちるまで家に帰れない。。。
私達大人でも朝から晩までの仕事は辛いはずです。
障害児の子どもたちは選択肢もなく、精神的・肉体的ストレスを感じる日常を
抱えています。

児童デイサービスを利用しない方が良いという訳ではありません。
必要なことだと思います。
ただ、多すぎる支援は良いことばかりではないと思うのです。
それは障害の有無に関係なく、子どもの主体性を考えて行かなければ
ならないと感じます。

足し算の法則よりもむしろ少し引き算の法則を考えて行きたいものです。

そして、少し大げさかもしれませんが、支援ばかりに頼りすぎている
と子どもはいつか大人になり、成人した時、自宅に24時間帰って来る
のです。
その時に、福祉施設に預け過ぎた子どもにどう接していいか
解らず、困ることも少なからずあるのではないかと思うのです。

児童デイサービスとは子どものためのものであり、
子どもが楽しく、成長できる1週間のうちに少しあるエッセンス位の
ものだと私個人としては思います。

本人支援、家族支援、地域支援、この3つがバランス良く調整
して行かなければなりません。

児童デイサービスを利用するとき、そのことを心の隅にでも
入れておいてくれたらなと思います。

久久に堅苦しい内容になってしまいました(汗)
理解できない内容でしたらすみません(´-┃

また、思うところがあったら書かせて頂きたいと思っています。