心を開いて -2ページ目

陽を浴びで
散り急ぐ
桜花
風に誘われ
ハラハラと
やがて煌めく
未来へと
空の高くへ
舞い上がる
佇む人は
振り仰ぎ
笑顔で
見送る
点になるまで

立ち止まった風の中で笑顔を感じたのは
時を遡った無邪気な子どもたちの悪戯
かけがえのない笑顔が振り返る
夢のかたちと他愛ない歓声
夢のなる木々は弥生の風に包まれて
まるで花の妖精のようにあどけない
ためらいがちに口にした言の葉が
春告鳥の囁きと重なる
あどけない微笑みの向こうには
かぎりない憧れがあり
語りつくせない夢がある
約束された今日から未来へ
その果てしない想いは
春告鳥のように優しく飛び交う

ゆくあてもなくさまよい続けた
長いようで短い人生のひと時
見慣れた風景ばかりが去来する
それは懐かしさにつつまれている
思えば随分遠くまで歩いて来た
見知らぬ山並み 遥かな海鳴り
美しい草原 絶え間なく花散里
寄せて返す潮の香り ゆれる貝の欠片
孤独な心に安らぎを覚え
清貧な日々を享受する
閑寂な時の悪戯に酔いしれる
過去は音もなく閉ざされて
未来は軽やかな音をたて訪れる
そしてそれは彼方にたどり着く

春の野辺に吹く風は
心やさしい花のよう
静かに光を誘惑し
そのほのかなる色彩りに
夢のゆくえをしのばせて
僕の心にたどり着く
春の野辺に立つ人は
心やさしい風のよう
静かに夢を誘惑し
そのそよかなる足音に
花のかおりをしのばせて
僕の心にたどり着く
#一部、再掲載のものがあります🙇

道の途中でたずねた風のゆくえ
遠い日の記憶が穏やかによみがえる
忘れかけていた優しさの花びらが
萌黄色のふる里に降りしきる
なつかしい微笑みが振り向いて
あどけない語らいが立ち止まる
知らず訊いた仄かな香り
そして 僕の心の儚い想い
風にたずねた花びらのゆくえ
花びらにたずねた恋のゆくえ
恋に揺れたこころのゆくえ
道の途中でさまよった花散里 夢ふる里
足もとに舞い散る花いちもんめ
掌に降りしきる夢いちもんめ

