ある暴君が、民衆に対する王の恥ずべき行為について真実を語り、率直な意見を述べる正しい老人に腹を立てた。この王は、怒りを買った者には一種類の食べ物だけを与え、牢に投げ込むのが常だった。そうして、囚人は同じ食べ物に飽き、弱り果て、やがて死んでいった。人間の魂は一種類の食べ物だけでは耐えられないからだ。

王が正しい老人に激怒したとき、彼にも一種類の食べ物を選ばせた。老人は、一種類の食べ物だけでの生活がいかに困難かを知っていたので、羊の頭を選んだ。羊の頭の肉はさまざまな味わいがあり、単調さを避けることができた。こうして老人は牢に入れられ、羊の頭を食べて暮らした。

年月が流れ、王は暴政を続け、老人は耐え忍んでいた。ある日、王は牢にいる老人を思い出し、驚いた。「なぜこの老人はまだ生きているのか? 以前の囚人たちは一種類の食べ物に耐えられず、数か月で死んだのに、彼は何年も生き延びている!」

怒りに駆られた王は、老人を監視する看守を呼び、彼の様子を尋ねた。看守は、「彼は健康で、祈りと聖典の朗読に時間を費やしています」と答えた。王が「何か頼んだり、話したりしなかったか?」と尋ねると、看守は「いいえ、長年、一言も話しませんでした。しかし昨日、敷物を今までの柱の隣から別の柱の隣に移してほしいと頼みました」と答えた。

王は激怒し、「そんなことは許さない! この毛皮を彼に渡せ!」と叫んだ。看守が毛皮を老人に渡すと、老人は静かに微笑み、そばにあった釘を取り、「王の贈り物を受け取った。この釘を王に渡してほしい」と頼んだ。

看守が釘を王に渡すと、王は動揺し、顔を曇らせ、「不当に囚われた者を釈放せよ!」と叫んだ。

側近たちがこの突然の変化の理由を尋ねると、王は答えた。「この老人は深い教訓で人生の真実を悟らせてくれた。彼が敷物を移すように頼んだのは、『救いがいつか訪れる』という意味だった。そこで私は毛皮を送り、『この毛皮の毛の数ほどの年数が経っても、お前は牢から出られない』と言おうとした。彼の返答はこの釘で、『お前は天の運行を止め、時を凍らせることができるのか? どれほど強大でも、天の動きを止められる者などいない』という意味だ。」