昨夜は久しぶりの皆既月食でした。
こちらは朝からずっと、あいにくの雨で、ほぼほぼ絶望視しておりましたけれど、
夜になって強風が吹き荒れるようになると、風に吹き飛ばされた雲の隙間から、煌々と光る満月が見え隠れし始めて。
ああ、でも、こんな特別な夜なのに、ヨガのレッスンが入っちゃってました。
それも、月食の時間と丸被りで。
欠け始めた月を横目で見ながら、お教室に向かう道すがら、心の中はモヤモヤ、ハラハラ。
どうしよう、天文ファンとしては、この月食を見届けないなんてあり得ないんだけど、
毎週のヨガのレッスンは約束でもあり、
身体の為にも必要で。
今、このカーブを曲がればお教室、
だけどまっすぐ進んで視界の開けた場所に行けば、月食の一部始終を目視できて、新しいスマホで写真も撮れるかもしれない…ヨガは来週もあるが、皆既月食は…もしかしたらこれが、私の生涯で最後に見る月食になるかもしれない…
気がつくと、カーブを通り越してまっすぐ進んでいました。
いやいやいや、まてまてまて。
そこで路肩に車を停めて、しばし逡巡。
空を見上げても、その位置からは、月は見えず。
やはり、ダメだ。戻ろう。
約束は果たすべし。
たとえ月は観れなくても、
私はこの地上で自分の生活を、ちゃんとやらなくちゃ。
ぐるりと迂回して、ヨガ教室へと向かったのでした。
そんな夜に限って、レッスンはハードモードで。
全身の筋肉がぷるぷるするようなポーズを維持し、両足と腹筋とが痙攣しかける恐怖に怯えつつ体を無理な方向に捻じ曲げて、
終わった時には疲労困憊。
ええ、気持ちのいい汗をかきましたよ。(負け惜しみ)
帰り道、雲が隠したのか、月はどこにも見えず。
帰り着いて、テレビやネットで赤い月の画像を眺めて、ため息。
悪天候で観られなかった人たちの呟きを読みながら、一応、次の皆既月食を調べてみました。
2029年1月1日…案外、早いのね。
でも、元日から皆既月食?
な、なんだか、ムー民的な心が騒ぎますが…
3年後、赤い月は観れるかしら。
私はまだこの世にいるかしら。
ま、
考えても仕方ありません。
先のことは、先の私に任せましょ。
今夜は幻の赤い月を思いながら、
白酒の代わりに杏のお酒でもひっかけて、
女の子の節句の夜を送り過ごしましょうか。