子供達が春休みになった。
でも、介護にお休みはない。
ということで
義父に病院に短期入院をしてもらった。
認知症の義父は何処まで何を
分かっているのか、判らない。
だから、短期入院も
「何だかわからないけど入院させられた」
という感じだろうか...
義母も
普段慣れているデイサービスの施設での
ショートステイではないので
「何だか可哀想...」と。
でも、1番まいっているのは
義母だと思う。
思い通りにならない義父に
優しく出来ずに怒鳴ってしまう。
どちらも、辛い。
私だけは冷静で居なくては...
と思っていても
私も気持ちがどうにかなりそうになる。
だから、預けることは
仕方ないと思う。
義母が
「預けたからって、ホッとしたとは思えない。心配でならない。」
と言う。
けれど私は正直、ホッとした。
夜中に転んだ音で布団から
飛び起きることもない。
子供達と春休みらしく出掛けられる。
義母の怒鳴り声も聞かなくていい。
トイレの失敗の始末もない。
やっぱり、私はホッとする。
後どれくらい
この介護生活が続くのか判らない。
だからこそ、泊まりで預けないと
こちらの体力も気力も耐えられないと思う。
義母も、本当は耐えられないのだけれど
「ホッとした」と言うと冷たい人だと
思われるから嫌だと思っているのだろう。
そして、「帰って来るのが怖い。また介護の生活が始まるのが怖い」とも言っている。